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ほしとたいようの診察室

第8章 入院生活は続く






「うん。この件はこれでおしまい。ただ……」




陽太先生は、珍しく迷ったように続けた。


わたしは、突然訪れた沈黙に戸惑いながら布団から顔を出す。












それは、初めて見た陽太先生の顔だった。
悲しいような困ったような、そんな表情。









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