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ほしとたいようの診察室

第8章 入院生活は続く



遠い昔。まだ、小児科医になったばかりの若かった頃。


最初にぶち当たった壁がある。

医者である自分を呪いそうになったことがある。


治る方法は知っているのに、やれることをやったらあとは祈るだけ。
そんな限界があることを目の当たりにした日。




それでも、のんちゃんに約束した。


病気を『治す』ことを。




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