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ほしとたいようの診察室

第4章 心と身体



「ところでのんちゃん、今日、帰ってくるには早くない?」



乗り逃したエレベーターは上の階へ動き出す。


「えっ…」


わたしの手を離すと、陽太先生が正面に向き合った。




「今日、受診じゃなかったっけ?」




「あー……えーっと、そうだった、かな……」




「昨日、吹田先生と大海先生が話してたから」




「……」


なんて言おう、なんて言ったら。







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