テキストサイズ

ほしとたいようの診察室

第4章 心と身体


せっかく乾いた涙が、また零れそうになる。
蒼音くんはわたしが頷いたのを確認すると、立ち上がる。


「じゃあ、お疲れ様です! のんちゃん、頑張ってね。お先に失礼します!」


蒼音くんは陽太先生にぺこっと頭を下げると、外へと出て行った。






「……ほらね、みんなのんちゃんのこと、心配してるんだよ。これでわかったでしょ?」


陽太先生が笑った。


わたしはコクリと1つ頷いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ