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ほしとたいようの診察室

第4章 心と身体


「そしたら、ベッドに横になって。血圧測って、血液ももらおうかな」


テキパキと準備を進める吹田先生。

わたしはベッドに横になった。

「ゆっくり息しててね」

右腕をとって血圧をさっと測り終えると、採血の為にわたしの腕を伸ばす。





……あと何回。





……あと何回、こうやって診察してもらったら、治るんだろう。




天井をぼーっと見つめながら、ゆっくりまばたきを繰り返す。


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