
ほしとたいようの診察室
第4章 心と身体
5
すっかり日が暮れてしまった。
玄関先のソファで、陽太先生はずっと待ってくれていた。
「お疲れ様、のんちゃん」
わたしに気づくと立ち上がり、こちらへやってくる。
手には……行きには持っていなかった、小さな紙袋を提げていた。
紙袋には、『フルリール』……って書いてある。
どこのお店だろう?
「これ、蒼音くんから差し入れ。最近、病院の近くにできた、洋菓子屋さんのだって。すごくおいしいらしい」
差し出された袋の中身を確認する。
焼きプリンが、2つ入っていた。
「……わあ、プリン! 2つも!」
すっかり日が暮れてしまった。
玄関先のソファで、陽太先生はずっと待ってくれていた。
「お疲れ様、のんちゃん」
わたしに気づくと立ち上がり、こちらへやってくる。
手には……行きには持っていなかった、小さな紙袋を提げていた。
紙袋には、『フルリール』……って書いてある。
どこのお店だろう?
「これ、蒼音くんから差し入れ。最近、病院の近くにできた、洋菓子屋さんのだって。すごくおいしいらしい」
差し出された袋の中身を確認する。
焼きプリンが、2つ入っていた。
「……わあ、プリン! 2つも!」
