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初体験直前よくある話

第2章 オナニーのあらぬ妄想

でも、やっぱ一週間は長いよね…?

中2ともなると、私も強い性衝動に襲われる。
私の家庭は父子家庭で、きょうだいはいない。父親は一昼夜交代の仕事に就いていて、しかも臨時の仕事も多く、ほとんど家に帰ってこない。
だから自宅に居るときは、私は全裸になってオナニーをするんだ。
オナニーで主に使うのは、羽毛布団に柔らかいカバーをしたもの。それを2つ折りにすると、簡易ドールの出来上がり。布団の柔らかいカバーが私の裸身を包み込んで、まるでトシオに抱かれているよう。
「ア~~ン♡トシオ、うれしい♡お乳、こすって♡強く抱きしめて~~~♡」
自宅の中にひとりなので、エロい言葉を大きめの声で発してもだいじょうぶ。
私はお乳をプルプル揺らし、腰をクネクネさせて、オナニーにいそしむんだ。

トシオと約束を交わしたその日は、夏休み初日の朝。
この一週間、トシオは部活の夏合宿なの。
トシオがサッカー部のマイクロバスに乗り込んで合宿に出発するのを見送ると、私は学校の図書室に行った。

私はクラスの図書委員で、この日は図書室当番。
当番は、男女ひとりずつ2人で、する。
今日の相方は、同じクラスの男子図書委員のシンジ。

私とシンジとの接点は、ほとんど無い。
ただの同級生。
シンジは、身長が160センチくらいで、トシオと同じくらい。
ただ雰囲気は、だいぶ違う。
シンジは、図書委員をするだけあって知識が豊富で、とてもよくしゃべるのだ。
顔は、イケメンでなく、普通より少しマシという程度。
こうやって図書委員をしている間もたわいのない世間話だけど、シンジはいろいろな話をしてくる。
夏休みの図書室というと、人がほとんど来ない。リアルの本を読む読書が趣味という人が、最近めっきり減っているからだ。
そんな退屈な時間なので、シンジのしゃべりもそれほどうるさくなく、むしろいい時間つぶしといえた。

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