テキストサイズ

初体験直前よくある話

第2章 オナニーのあらぬ妄想

図書当番の時間は、3時間。午前9時から、12時まで。
その人がほとんど来ない退屈な時間は、けっこう楽しかった。
シンジとは友だちみたいな関係になり、下の名前で呼び合う仲になっていた。

図書室担当の先生が、臨時の職員会議のため出ていった。
シンジの冗談で私は、妙にウケて笑いこけた。
「リコって、すごく可愛いな」
シンジが突然、そんなことを言った。
「え…、うん、ありがと」
私は戸惑いつつ、礼を言った。
するとシンジの視線が、私の体操着の胸や短パンのおしりや太ももなどをじろじろとナメまわすようにしてきた。
《え?え?え?》

私はなんだかカラダがカーッと熱く火照って、汗が出た。
図書室はエアコンがよく効いているんだけど。
「リコの胸、膨らんでプルプル揺れてるね?おしりの形も、すごくいい」
シンジが、めちゃくちゃエロいことを言ってきた。
セクハラだと思ったが、シンジの軽口に慣れていたせいかスルーしてしまった。
「リコ、付き合っているひと、いる?」
「うん…。いる…けど…」
私は、なんだかぎこちなく、答えにくそうに答えていた。

「そりゃ、いるよね?こんなに可愛いんだし」
シンジの言葉に、私は顔が火照ってしまった。
「リコにもし彼氏がいなかったら、僕、今すぐリコを押し倒してエッチするんだけどなあ」
シンジは、エロいことをポンポンと言う。
私は頭がカッカしたが、カラダに虫酸(むしず)が走るというわけでもなかった。

「リコとエッチするときは、リコをブラジャーとパンティーだけにして、僕はパンツだけになって前に座るんだ」
シンジが、私とのエッチのシーンを想像して、その様子を話し始めた。
すごいセクハラだけど、私は生唾を思わずゴックンしてそのエロ話に耳を傾けていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ