
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
59 大原本部長との電話(12)
そうだあの頃は、タレント、俳優、女優、そしてディレクター等のテレビ局関係者は沢山いた…
だから、テレビ局はある意味危険かもしれない…
だが、大切な仕事なのである、逃げる訳にはいかないのだ。
『はい…』
不安な想いが湧き起こってきていた。
「うん、無理するなよ」
だが、そんなわたしの想いは想像も出
来ないであろう…
『はい、ありがとうございます、大丈夫ですから…
それに、アナタ、浩一さんこそ明日も気を付けて下さいね…』
わたしはそう言って
「じゃあ、明日…
待ってますから、おやすみなさい…」
電話を切った。
もうこれ以上、話せなかったのである。
もしも…
これ以上話しを続けてしまったら、わたしは
不安…
不惑…
揺れ…
揺らぎ…
其れ等の想いの昂ぶりに、違う意味で乱れ、淫れ、騒めいてしまったと思うのである。
そして、彼の心までも、不惑な想いに騒めかせてしまう筈なのだ…
彼の、明日のゴルフの為にも、それだけは避けたかったのである。
あと約半日、遅くても夜、いや、夕刻には間違いなく彼と逢える筈なのだ…
我慢…
我慢なのである…
そして余計な、不安な事は考えずに、明日の会議に気持ちを集中するのだ…
「ふうぅぅ」
わたしは電話を切り、携帯電話を握り締めながら、そのままベッドに倒れ込み、震える心の余韻を感じながら天井を見上げる。
すると、なんと、その天井には、優しい笑顔の彼、浩一さんの笑顔が浮かび上がってきたのだ…
うわ…
まさか…
わたしはそんな自分の心情に、そのときめきに、逆に違和感を覚えてしまう。
やはりわたしは…
変わってきているのだ…
だが、その違和感は決して不快ではなく、逆に心地よい高揚感さえ感じてきていたのである。
ああ浩一さん…
早く逢いたい…
抱かれたい…
そしてカラダの奥が、濡れて、疼いてきているのを感じていたのである。
とても…
眠れそうにはなかった…
そうだあの頃は、タレント、俳優、女優、そしてディレクター等のテレビ局関係者は沢山いた…
だから、テレビ局はある意味危険かもしれない…
だが、大切な仕事なのである、逃げる訳にはいかないのだ。
『はい…』
不安な想いが湧き起こってきていた。
「うん、無理するなよ」
だが、そんなわたしの想いは想像も出
来ないであろう…
『はい、ありがとうございます、大丈夫ですから…
それに、アナタ、浩一さんこそ明日も気を付けて下さいね…』
わたしはそう言って
「じゃあ、明日…
待ってますから、おやすみなさい…」
電話を切った。
もうこれ以上、話せなかったのである。
もしも…
これ以上話しを続けてしまったら、わたしは
不安…
不惑…
揺れ…
揺らぎ…
其れ等の想いの昂ぶりに、違う意味で乱れ、淫れ、騒めいてしまったと思うのである。
そして、彼の心までも、不惑な想いに騒めかせてしまう筈なのだ…
彼の、明日のゴルフの為にも、それだけは避けたかったのである。
あと約半日、遅くても夜、いや、夕刻には間違いなく彼と逢える筈なのだ…
我慢…
我慢なのである…
そして余計な、不安な事は考えずに、明日の会議に気持ちを集中するのだ…
「ふうぅぅ」
わたしは電話を切り、携帯電話を握り締めながら、そのままベッドに倒れ込み、震える心の余韻を感じながら天井を見上げる。
すると、なんと、その天井には、優しい笑顔の彼、浩一さんの笑顔が浮かび上がってきたのだ…
うわ…
まさか…
わたしはそんな自分の心情に、そのときめきに、逆に違和感を覚えてしまう。
やはりわたしは…
変わってきているのだ…
だが、その違和感は決して不快ではなく、逆に心地よい高揚感さえ感じてきていたのである。
ああ浩一さん…
早く逢いたい…
抱かれたい…
そしてカラダの奥が、濡れて、疼いてきているのを感じていたのである。
とても…
眠れそうにはなかった…
