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シャイニーストッキング

第9章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり

 68 黒歴史…(3)


 その当時、既に周りでは普通にその大麻、マリファナ等がかなり出回っており、比較的安易に手に入る環境があったのである。
 そして渋谷エリアのメンバーオンリーディスコの、いわゆるVIPルームでは当たり前の様に皆が決めていた、いや、ラリって決まっていた。
 その当時わたしもそこに出入りをしていて、そのメンバー達と遊ぶ様になり、ついにマリファナを決め、ラリってセックスをしてしまったのだ、が…
 その体験が、衝撃的で、ぶっ飛んでしまったのだ。

 それにより、それまでの体験では味わえなかった絶頂感、いや、エクスタシー的な快感を感じたのである…
 そしてわたしは、それからの約4年間、一気にそのマリファナに、いや、マリファナを決めてのセックスにハマってしまったのである。

 その後、そんな流れにハマりながら自然と六本木エリアにステップアップし、当然、そこでもどっぷりとハマり、更に周りから『姫』『ゆかり姫』挙げ句の果てには『マリファナクイーン』という、不名誉な名称まで頂いてしまった…
 という流れであった。

 そしてそんなマリファナの沼にどっぷりとハマっていた時期に…
 『蓮』と出会ったのである。

 当時は、その六本木のマリファナコミュニティ的な大きなグループが二つあった。

 一つは超大物俳優の馬鹿息子が中心的に存在している『Fハウスクラブ』というディスコを根城にしているグループ…

 もう一つは某○○大臣経験のある国会議員の馬鹿息子が中心で
『六本木クラブJ』を根城にしているグループ…
 
 そしてわたしは後者の某国会議員の馬鹿息子グループにいた…
 いや、当時のツレに引っ張られ、自然にそこにいた様な感じであったのだ。

 でも、その頃のわたしはどっぷりとそのマリファナセックスにハマっており、そして振り返れば一番自分自身を見失っていた時期であったともいえた…



 

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