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シャイニーストッキング

第9章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり

 73 黒歴史…(8)

「さあ、楽しもうよ『ゆかり姫』…」

 蓮はにこやかな、そして穏やかな笑みを浮かべてそう言いながら、大麻吸引道具一式をベッドサイドのテーブル上に広げてきた。

「これはさぁ、僕のオリジナルなんだ」
 と、彼はキセル型の吸引道具一式を指差して言ってきたのだ。

 その当時のわたしには
『大麻を吸う…』
『ラリる…』
『酩酊してセックスをする…』
 それらが、そんなに悪い事をしているという罪悪感等は全く無かったのである…

 いや、逆に、これから未知の快感に堕ちていくんだというワクワク感と、今から体感するであろう快感を予測してなのだろうか…
 ズキズキと疼き、昂ぶり、そして濡れてきていたのであった。

 そしてわたしと蓮は、その彼のお手製のオリジナルキセル型の吸引道具で、
『大麻樹脂』を焙りながら、その煙を堪能していく…

「はぁぁぁ………」
 それは堪らない酔い心地であった。
 
 その上物という『大麻樹脂』は、それまで体験してきたモノ等とは全く比較にならない程に酔い、狂い、酩酊できた…

 そしてこれを吸いながらのセックスの快感も、今までよりも更に五感が研ぎ澄まされる様な感覚になり、快感がより敏感に倍増され、これまで体験してきた事の無い程の快感、絶頂感を導いてきたのである。

 いや、それは絶頂感という激しい昂ぶりではなく、エクスタシーといえる様な快感といえた。
 その酩酊により時間の感覚が消え去り、まるで子宮が快感でゆっくりと蕩ける、いや、溶ける、融ける…
 そんな感じの快感といえ、その大麻樹脂の効果による酔いにより、酩酊している間中、長く、永遠に続くかの様な感覚であったのだ。

 わたしはそんな酩酊している間中に蓮に弄られ…
 舐められ…
 貫かれ…
 何度も何度もイキまくり…
 そして漏らしてしまい…
 挙げ句に意識を無くしてしまう程に狂い、その大麻樹脂の効果に酔い痴れたのである。

 こんな大麻による酩酊による酔い心地…
 
 そしてこのセックスの快感…
 等は初めてであった。

 今までの大麻体験が、根本的に吹き飛ばれてしまうような衝撃的な体験と快感と酔い心地であったのだ…




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