テキストサイズ

シャイニーストッキング

第9章 絡まるストッキング8        部長佐々木ゆかり

 94 黒歴史…(29)

「あん…や…え…あぁぁ…」
 圭子はその突然の空虚感に身震いをし、
そしてすっかり快感に昂ぶっている濡れた目で見つめてきた。

 ああ、本当に三山圭子だわ…
 数日前にテレビドラマで見ていた女優が目の前にいるのだ。

 そんな錯覚に陥ってしまう…

「なに自分ばかり感じてるのよぉ…
 わたしのも舐めるのよ…」
 わたしは精一杯、冷たい言い方をする。

「あ…うん…はい…」
 すると上体を起こしてわたしの股間に顔を寄せてくる。

「そう…舐めて…そして跨ぎなさい…」
 つまりは圭子が上のいわゆるシックスナインという体位になり、圭子がわたしのアソコを舐め、そしてわたしがペニスを舐めしゃぶりながら再びアナルを弄っていく。

「はうぁぁ…圭子ぉ…いいわぁ…気持ちいぃ…」
 わたしは圭子の舌先の快感に喘ぐ。

「はぁぁん…ひ、姫ぇ…よしこもぉ気持ちいいのぉぉ…」
 圭子も小さくビクビクと震えながら、そう喘いできた。
 圭子は自らの快感の度合いを表すかの様に、舌先をグイグイと押しつけながらわたしを舐めてくる。
 だが、わたしは敢えてゆっくりとペニスを舐めしゃぶり、アナルもじっくりと弄り回していくのだ。

 まだまだ簡単にはイカせないわ…

 ゆっくり、じっくりと弄り、責めていくんだ…

「はぁうぁぁ…んん…」
 圭子はビクビクと小さく震えながら、喘ぎ声を高めていく。

「あっ…んんっ…んくぅん…」
 しかし、わたし自身はかなり感じていたのである。
 大麻酩酊の酔いが媚薬の昂ぶりとなり、そしてこのアブノーマル的な女装プレイというシチュエーションが更にわたしの興奮の後押しをしてきていたのだ。

「あん…んん…あぁぁん…」
 わたしはあっという間に昂ぶってきてしまう。

 だが、わたしがイクのは構わない、いや、むしろどんどんとイキたい…のだ。

 それが、わたしの大麻使用の一番の理由なのであるから…

 ズキズキと子宮の快感の疼きが昂ぶってくる。

 わたし自身はイクのを我慢したくはない、いや、我慢できない…

「あはぁんん…よ、よしこぉ…あぁぁ…イクぅ…イッちゃぁぅぅ…はぁぁん…」

 わたしは何度目だろうか…
 何度目かの絶頂感を迎え、快感の叫びを上げ、全身を震わせていく。

「はぁぁっ…っくぅぅぅぅ…」

 わたしは快感の海に沈んでいく…

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ