
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
127 お店…
「いやぁ、今の部長の『秘密』って言い方が、ヤバいっス、大人の女の艶気っスよぉ…
今、俺、ゾクッとしちゃいましたぁ」
本当に杉山くんは明るくて楽しい…
「何をバカな事言ってんのよぉ」
そんな彼に吊られて、わたしもすっかり元気になれた。
「いや、マジっすよ、本当にゾクッとしたんスから」
「はぁ、そんなバカなこと言ってないでさ、せっかくだからさぁ…
付き合ってあげるわよ…」
本音は喜んで行くのだが、仕方がない、というポーズを決めてそう言ったのだ。
「うわっ、やったぁ、マジっスかぁ」
すると、本当に嬉しそうに喜んできた。
「うん、マジっス」
わたしもそんな杉山くんの体育会系のノリに合わせて応える。
「急に暇になっちゃったしさぁ…
かわいい部下に誘われたから仕方がないからさぁ…」
そうわたしが言うと杉山くんは満面に笑みを浮かべ、嬉しそうな顔をしてくる。
愛嬌があって、かわいいや…
そして、本当にこの寂しい気持ちが彼のおかげで和らいだのだ。
「さあ、どこに連れて行ってくれるのかしらぁ」
本音はどこでもよかった…
多分、杉山くんとなら何処に行っても笑いが耐えない位に楽しい筈だから…
そして少しでも寂しさが紛れるのならば…
「えー、何処がいいっスかぁ?
うーん…
昨日は高級天ぷら店だったし…
今日は高級イタリアンだったしぃ…」
と、杉山くんは真剣に悩み始める。
「何処でも…よ、良いわよ…」
キミと一緒なら…
て、つい、言葉に出そうになって慌てて呑み込んだ。
これは絶対に言えない…
「部長は…何が食べたいっスかぁ?」
「うーん…」
実は、今夜は彼、大原本部長と行きたい店があったのだ…
そこは…
「あ、居酒屋がいいかな…」
「えー、居酒屋っスかぁ…
俺が奢るって言ったからっスかぁ?」
「ううん、違うのよ…」
そう、そこは…
一昨夜、面接を兼ねて行った、越前屋朋美の叔母さんが経営している居酒屋である…
「いやぁ、今の部長の『秘密』って言い方が、ヤバいっス、大人の女の艶気っスよぉ…
今、俺、ゾクッとしちゃいましたぁ」
本当に杉山くんは明るくて楽しい…
「何をバカな事言ってんのよぉ」
そんな彼に吊られて、わたしもすっかり元気になれた。
「いや、マジっすよ、本当にゾクッとしたんスから」
「はぁ、そんなバカなこと言ってないでさ、せっかくだからさぁ…
付き合ってあげるわよ…」
本音は喜んで行くのだが、仕方がない、というポーズを決めてそう言ったのだ。
「うわっ、やったぁ、マジっスかぁ」
すると、本当に嬉しそうに喜んできた。
「うん、マジっス」
わたしもそんな杉山くんの体育会系のノリに合わせて応える。
「急に暇になっちゃったしさぁ…
かわいい部下に誘われたから仕方がないからさぁ…」
そうわたしが言うと杉山くんは満面に笑みを浮かべ、嬉しそうな顔をしてくる。
愛嬌があって、かわいいや…
そして、本当にこの寂しい気持ちが彼のおかげで和らいだのだ。
「さあ、どこに連れて行ってくれるのかしらぁ」
本音はどこでもよかった…
多分、杉山くんとなら何処に行っても笑いが耐えない位に楽しい筈だから…
そして少しでも寂しさが紛れるのならば…
「えー、何処がいいっスかぁ?
うーん…
昨日は高級天ぷら店だったし…
今日は高級イタリアンだったしぃ…」
と、杉山くんは真剣に悩み始める。
「何処でも…よ、良いわよ…」
キミと一緒なら…
て、つい、言葉に出そうになって慌てて呑み込んだ。
これは絶対に言えない…
「部長は…何が食べたいっスかぁ?」
「うーん…」
実は、今夜は彼、大原本部長と行きたい店があったのだ…
そこは…
「あ、居酒屋がいいかな…」
「えー、居酒屋っスかぁ…
俺が奢るって言ったからっスかぁ?」
「ううん、違うのよ…」
そう、そこは…
一昨夜、面接を兼ねて行った、越前屋朋美の叔母さんが経営している居酒屋である…
