
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
129 乾杯
「あ、は、はい、まずは生ビールっスかね」
「うん、そうね、わたしも生ビールにしようかなぁ」
そう言葉を交わし、生ビールを注文する。
だが…
わたしが思い出したのだが、杉山くんも間違いなくあの夜を思い出した筈なのである。
それが『夜だし…』という彼の言葉に通じているのだとは思われる…
それにあの夜、杉山くんはわたしに一切手を触れる事は無かったのだが…
どうやら寝ているわたしの脚やスカート周りを見つめながら自慰行為をした事に、わたしは気付いていたのだ。
だから、あの夜の事はお互いに触れたくは無い…
触れられたくは無い…
そんな一夜といえたのである。
「はい、部長さん、生ビール二つとこれサービスね」
また女将さんが生ビールを持ってきながら、刺身の盛り合わせを持ってきてくれたのだ。
「あら、女将さん、そんなつもりで来てる訳じゃないんですから気を遣わないで下さい…」
慌ててわたしはそう言った。
「あ、いえ、わたしの気持ちですからぁ…
また来て下さったのが嬉しくてぇ…」
「これからもバンバン通わせて貰いますから、余り気を遣わないで下さい…
ありがとうございます…」
わたしはそう感謝する。
「部長さんの部下さん?」
すると女将さんは杉山くんを見てそう訊いてきた。
「あ、はい、そうなんですけどぉ…
や、やっぱりぃ部下に見えるっスかぁ…」
と、杉山くんはそう返す。
「あら、かわいい部下さん…
うーん、残念だけどぉ、まだまだ見えちゃうわねぇ…」
女将さんは笑いながらそう言ってくる。
「まだ、ちょっと足りないかなぁ…
あ、でも、ウチの朋美にはちょうど良いかもねぇ…」
そして満面に笑みを浮かべながらそう言ってきた。
百戦錬磨の女将さんには、杉山くんの真意は見抜かれてしまったようである…
「じゃあ、ごゆっくりね…」
「あ、はい、ありがとうございます…」
わたしはそう礼を言う。
「じゃあ、杉山くん、乾杯ね」
「あ、はい…」
そしてジョッキをカチンと合わせて乾杯をし、生ビールを飲む。
冷たく、清涼感のある苦味が喉元を通っていく。
「プファー、やっぱり生ビールはこの一口目が堪らないわねぇ」
「いや、そうっスね、美味いっス」
とにかく生ビールが美味しい…
「あ、は、はい、まずは生ビールっスかね」
「うん、そうね、わたしも生ビールにしようかなぁ」
そう言葉を交わし、生ビールを注文する。
だが…
わたしが思い出したのだが、杉山くんも間違いなくあの夜を思い出した筈なのである。
それが『夜だし…』という彼の言葉に通じているのだとは思われる…
それにあの夜、杉山くんはわたしに一切手を触れる事は無かったのだが…
どうやら寝ているわたしの脚やスカート周りを見つめながら自慰行為をした事に、わたしは気付いていたのだ。
だから、あの夜の事はお互いに触れたくは無い…
触れられたくは無い…
そんな一夜といえたのである。
「はい、部長さん、生ビール二つとこれサービスね」
また女将さんが生ビールを持ってきながら、刺身の盛り合わせを持ってきてくれたのだ。
「あら、女将さん、そんなつもりで来てる訳じゃないんですから気を遣わないで下さい…」
慌ててわたしはそう言った。
「あ、いえ、わたしの気持ちですからぁ…
また来て下さったのが嬉しくてぇ…」
「これからもバンバン通わせて貰いますから、余り気を遣わないで下さい…
ありがとうございます…」
わたしはそう感謝する。
「部長さんの部下さん?」
すると女将さんは杉山くんを見てそう訊いてきた。
「あ、はい、そうなんですけどぉ…
や、やっぱりぃ部下に見えるっスかぁ…」
と、杉山くんはそう返す。
「あら、かわいい部下さん…
うーん、残念だけどぉ、まだまだ見えちゃうわねぇ…」
女将さんは笑いながらそう言ってくる。
「まだ、ちょっと足りないかなぁ…
あ、でも、ウチの朋美にはちょうど良いかもねぇ…」
そして満面に笑みを浮かべながらそう言ってきた。
百戦錬磨の女将さんには、杉山くんの真意は見抜かれてしまったようである…
「じゃあ、ごゆっくりね…」
「あ、はい、ありがとうございます…」
わたしはそう礼を言う。
「じゃあ、杉山くん、乾杯ね」
「あ、はい…」
そしてジョッキをカチンと合わせて乾杯をし、生ビールを飲む。
冷たく、清涼感のある苦味が喉元を通っていく。
「プファー、やっぱり生ビールはこの一口目が堪らないわねぇ」
「いや、そうっスね、美味いっス」
とにかく生ビールが美味しい…
