
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
196 変わった証し
「じゃあ、そろそろ…」
すると鈴木くんはそう言ってきた。
さすがにちゃんとわきまえているようである。
だが…
「あ、そうだ、佐々木部長も入れて4人でメシ行きましょうよ」
と、空気を読めない杉山くんがそう言ってきた。
いやいや、さすがにこの4人でご飯は無いわ…
と、思っていたら
「ええ、わたし行きたい、佐々木部長と行きたいですぅ」
彼女が言ってきたのである。
「佐々木部長とご一緒できるなんてもう二度とあり得ないからぁ、ぜひともご一緒したいですぅ」
彼女はノリノリである。
「あ、でも、そんな素敵なお洋服を着ているから、この後デートですよねぇ…」
わたしを上から見ながらそう言ってきた。
「え、いや、用事は無いけど…」
この後、フラっとデパート巡りでもして帰ろうと思っていただけだし…
「じゃあ、部長、ぜひ行きましょうよ」
と、すかさず杉山くんが言ってくる。
「え、あ、うん…」
今夜も入れると杉山くんとは四日連チャンで昼夜とそれぞれ食事をすることになってしまう…
と、思い逡巡すると、杉山くんはそんなわたしの想いが分かるかの様にニコニコと笑みを浮かべてくる。
本当に憎めないタイプである…
だが、一つだけ感心しているのは、この連チャンのわたしとの食事について、どうやらこの今いる鈴木くんにも、いや、多分誰にも話していないようなのである…
もちろんわたしが口止めをしたせいもあるとは思うのだが、口は堅いようであった。
「ええ、佐々木部長ぜひ行きましょうよぉ」
「うん、ぜひご一緒しましょう」
「そうっすよ、行きましょう」
と、鈴木くん、彼女、杉山くんの三人に連呼されて誘われてしまった。
さすがにこの流れでは断れないし…
今日の戸惑いと不惑な想いも払拭できそうである。
「うん、そうね、せっかくだから行きましょうかぁ…」
そしてわたしは杉山くん、鈴木くん、鈴木くんの彼女の4人で食事に行く事にしたのだ。
それは思いもよらない事であったし、その一緒に食事に行くという事が、わたしが変わったという証しでもあるのだ…
と、思われる。
やはりわたしは変わったのだ…
以前のわたしならば絶対に断った筈である、いや、その前に、まず、絶対に誘われない筈なのである…
「じゃあ、そろそろ…」
すると鈴木くんはそう言ってきた。
さすがにちゃんとわきまえているようである。
だが…
「あ、そうだ、佐々木部長も入れて4人でメシ行きましょうよ」
と、空気を読めない杉山くんがそう言ってきた。
いやいや、さすがにこの4人でご飯は無いわ…
と、思っていたら
「ええ、わたし行きたい、佐々木部長と行きたいですぅ」
彼女が言ってきたのである。
「佐々木部長とご一緒できるなんてもう二度とあり得ないからぁ、ぜひともご一緒したいですぅ」
彼女はノリノリである。
「あ、でも、そんな素敵なお洋服を着ているから、この後デートですよねぇ…」
わたしを上から見ながらそう言ってきた。
「え、いや、用事は無いけど…」
この後、フラっとデパート巡りでもして帰ろうと思っていただけだし…
「じゃあ、部長、ぜひ行きましょうよ」
と、すかさず杉山くんが言ってくる。
「え、あ、うん…」
今夜も入れると杉山くんとは四日連チャンで昼夜とそれぞれ食事をすることになってしまう…
と、思い逡巡すると、杉山くんはそんなわたしの想いが分かるかの様にニコニコと笑みを浮かべてくる。
本当に憎めないタイプである…
だが、一つだけ感心しているのは、この連チャンのわたしとの食事について、どうやらこの今いる鈴木くんにも、いや、多分誰にも話していないようなのである…
もちろんわたしが口止めをしたせいもあるとは思うのだが、口は堅いようであった。
「ええ、佐々木部長ぜひ行きましょうよぉ」
「うん、ぜひご一緒しましょう」
「そうっすよ、行きましょう」
と、鈴木くん、彼女、杉山くんの三人に連呼されて誘われてしまった。
さすがにこの流れでは断れないし…
今日の戸惑いと不惑な想いも払拭できそうである。
「うん、そうね、せっかくだから行きましょうかぁ…」
そしてわたしは杉山くん、鈴木くん、鈴木くんの彼女の4人で食事に行く事にしたのだ。
それは思いもよらない事であったし、その一緒に食事に行くという事が、わたしが変わったという証しでもあるのだ…
と、思われる。
やはりわたしは変わったのだ…
以前のわたしならば絶対に断った筈である、いや、その前に、まず、絶対に誘われない筈なのである…
