
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
212 ナイスな助け舟
そしてそれがこの太腿に置かれた手の感触により…
杉山くんを『弟』から『オス』へと意識させてきていたのだ。
あぁ、今日、スカートじゃなくてよかった…
そして、つくづくそう強く思った。
今日のわたしは偶然にも七分丈のワイドパンツを履いていたのだ。
これがもし、いつもの様なややタイト気味なスーツ系の膝丈のスカートを履いていたならば、この太腿の手はダイレクトに、いや、ストッキングの上からわたしの脚に置かれたという事になり、その感触、感覚、昂ぶりは、今履いているワイドパンツの比ではなかった筈であり、昂ぶりは即、疼きにまで進んでいたかもしれない…
だが、まだ幸い、疼きはかろうじて感じてはいなかった。
だが、心の感覚は既に一触即発の状態まで高まって、そして昂ぶってきつつあったのである…
「あら、佐々木部長、なんか顔が…」
すると彼女がそう言ってきた。
「え、もう酔っちゃってますか?」
鈴木くんが続く。
「え、そ、そんなこと無いわよ…
まだ2杯目だし…」
わたしはドキッとしながらそう応える。
「でもぉ、なんとなく赤いような…」
だが、この言葉がナイスな助け舟の言葉となったのである。
「ええ、そうかなぁ…
じゃ、ちょっとトイレに…」
そうなのである…
トイレに立てば脚の絡みも、手もさすがに外さなくてはならないのだ。
うわぁ、ナイスタイミングだわぁ…
わたしはそう感嘆の想いが浮かび、杉山くんを見る。
すると杉山くんも、諦めたかの様に手を離し、絡めた足も外してきた。
いや、さすがに外さざるをえなかったのである…
「ふうぅ…」
そしてわたしはトイレに行き、洗面台の鏡を見て、吐息を漏らす。
ああ、ヤバかったわ…
そして、やはり、少し紅揚、いや、高揚していた様なのである。
あ、ホントだ、少し紅い…
杉山くんの手の熱さのせいかな…
そのくらい彼の手の平は熱かった、いや、重なっていた膝ウラ辺りも熱かったのだ。
少し、からかいが過ぎちゃったみたい…
だから杉山くんに火を点けてしまったみたいだ…
と、わたしは少し落ち着き、冷静になってそう考えた。
そうよね…
杉山くんだって男なんだ…
『弟みたい』とか『シロウト童貞』とかに油断してしまったんだわ…
そしてそれがこの太腿に置かれた手の感触により…
杉山くんを『弟』から『オス』へと意識させてきていたのだ。
あぁ、今日、スカートじゃなくてよかった…
そして、つくづくそう強く思った。
今日のわたしは偶然にも七分丈のワイドパンツを履いていたのだ。
これがもし、いつもの様なややタイト気味なスーツ系の膝丈のスカートを履いていたならば、この太腿の手はダイレクトに、いや、ストッキングの上からわたしの脚に置かれたという事になり、その感触、感覚、昂ぶりは、今履いているワイドパンツの比ではなかった筈であり、昂ぶりは即、疼きにまで進んでいたかもしれない…
だが、まだ幸い、疼きはかろうじて感じてはいなかった。
だが、心の感覚は既に一触即発の状態まで高まって、そして昂ぶってきつつあったのである…
「あら、佐々木部長、なんか顔が…」
すると彼女がそう言ってきた。
「え、もう酔っちゃってますか?」
鈴木くんが続く。
「え、そ、そんなこと無いわよ…
まだ2杯目だし…」
わたしはドキッとしながらそう応える。
「でもぉ、なんとなく赤いような…」
だが、この言葉がナイスな助け舟の言葉となったのである。
「ええ、そうかなぁ…
じゃ、ちょっとトイレに…」
そうなのである…
トイレに立てば脚の絡みも、手もさすがに外さなくてはならないのだ。
うわぁ、ナイスタイミングだわぁ…
わたしはそう感嘆の想いが浮かび、杉山くんを見る。
すると杉山くんも、諦めたかの様に手を離し、絡めた足も外してきた。
いや、さすがに外さざるをえなかったのである…
「ふうぅ…」
そしてわたしはトイレに行き、洗面台の鏡を見て、吐息を漏らす。
ああ、ヤバかったわ…
そして、やはり、少し紅揚、いや、高揚していた様なのである。
あ、ホントだ、少し紅い…
杉山くんの手の熱さのせいかな…
そのくらい彼の手の平は熱かった、いや、重なっていた膝ウラ辺りも熱かったのだ。
少し、からかいが過ぎちゃったみたい…
だから杉山くんに火を点けてしまったみたいだ…
と、わたしは少し落ち着き、冷静になってそう考えた。
そうよね…
杉山くんだって男なんだ…
『弟みたい』とか『シロウト童貞』とかに油断してしまったんだわ…
