
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
215 あの焼き鳥屋…
「うーんとね、次は赤ワインでも飲んじゃおっかなぁ…」
そしてそんな悪戯にまた再び、小さくドキドキと昂ぶらせながら、わたしはそうしらばっくれながら呟く…
「佐々木部長はぁ、ワイン派なんですかぁ?」
彼女が訊いてくる。
美咲ちゃんは今夜の自分自身の予想外の、いや、予想以上の流れの展開に自分なりに心が落ち着いたようで、更に元気になってきていた…
「え、あ、ううん、とりあえずは何でもイケるんだけどぉ、今夜はワインな気分かなぁ…
あ、でも、お酒は強くないのよ…」
そう彼女の顔を見ながらわたしは絡めている脚を緩め、今度は脚首を杉山くんの足首に絡めていく。
その方が態勢的には楽なのだ。
「ワインな気分…だなんてぇ、お洒落だわぁ」
とにかく今夜の彼女には何を言っても褒められてしまう。
「ええ、でも、前に杉山くんと営業の帰りに少しだけ焼き鳥屋に寄った時は、ビールと焼酎を飲んだわよ…
だから、そんなお洒落だなんて…
ねぇ…」
そう言って、杉山くんの顔を見る。
「……あ、は、はい、そ、そうっすね…」
すると、わたしの再びの『絡み脚攻撃』に固まっていた杉山くんが慌てて返事をした。
「あらぁ、杉山くん酔ったのぉ?」
わたしは更にからかう…
さっきの彼の反撃の仕返しである。
そして、その動揺と慌てぶりがまた、わたしにはかわいくて堪らないのだ。
「え、い、いや、酔ってないっす」
少し汗を掻いている…
そんな感じであった。
「ええっ、なに、杉山くんと一緒に飲んだんですかぁ」
彼女がすかさずツッコミを入れてくる。
「あ、うん、たまたまね、営業同行してその会社を出たら目の前に焼き鳥屋さんがあってさぁ…
わたしが誘ったのよ…
ねぇ…」
再びわたしは杉山くんにそう振る。
「あ、はい、そうっす…」
なんとなく、絡めた脚首がまた熱く感じてきていた…
そして、正にそのその焼き鳥屋さんで飲んだ夜に、わたしは意識を無くし、彼に介抱され、ホテルで一夜を過ごした店であるのだ…
もちろん杉山くんはわたしに一切、手出しはしなかった、いや、出来なかったのだが。
おそらく、杉山くんはその夜のことを一瞬にして想い出し、そして想い返し、ドキドキと慌てている…
「うーんとね、次は赤ワインでも飲んじゃおっかなぁ…」
そしてそんな悪戯にまた再び、小さくドキドキと昂ぶらせながら、わたしはそうしらばっくれながら呟く…
「佐々木部長はぁ、ワイン派なんですかぁ?」
彼女が訊いてくる。
美咲ちゃんは今夜の自分自身の予想外の、いや、予想以上の流れの展開に自分なりに心が落ち着いたようで、更に元気になってきていた…
「え、あ、ううん、とりあえずは何でもイケるんだけどぉ、今夜はワインな気分かなぁ…
あ、でも、お酒は強くないのよ…」
そう彼女の顔を見ながらわたしは絡めている脚を緩め、今度は脚首を杉山くんの足首に絡めていく。
その方が態勢的には楽なのだ。
「ワインな気分…だなんてぇ、お洒落だわぁ」
とにかく今夜の彼女には何を言っても褒められてしまう。
「ええ、でも、前に杉山くんと営業の帰りに少しだけ焼き鳥屋に寄った時は、ビールと焼酎を飲んだわよ…
だから、そんなお洒落だなんて…
ねぇ…」
そう言って、杉山くんの顔を見る。
「……あ、は、はい、そ、そうっすね…」
すると、わたしの再びの『絡み脚攻撃』に固まっていた杉山くんが慌てて返事をした。
「あらぁ、杉山くん酔ったのぉ?」
わたしは更にからかう…
さっきの彼の反撃の仕返しである。
そして、その動揺と慌てぶりがまた、わたしにはかわいくて堪らないのだ。
「え、い、いや、酔ってないっす」
少し汗を掻いている…
そんな感じであった。
「ええっ、なに、杉山くんと一緒に飲んだんですかぁ」
彼女がすかさずツッコミを入れてくる。
「あ、うん、たまたまね、営業同行してその会社を出たら目の前に焼き鳥屋さんがあってさぁ…
わたしが誘ったのよ…
ねぇ…」
再びわたしは杉山くんにそう振る。
「あ、はい、そうっす…」
なんとなく、絡めた脚首がまた熱く感じてきていた…
そして、正にそのその焼き鳥屋さんで飲んだ夜に、わたしは意識を無くし、彼に介抱され、ホテルで一夜を過ごした店であるのだ…
もちろん杉山くんはわたしに一切、手出しはしなかった、いや、出来なかったのだが。
おそらく、杉山くんはその夜のことを一瞬にして想い出し、そして想い返し、ドキドキと慌てている…
