
シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり
163 高まりと昂ぶり
そんな感じでわたしと女神の如くの美冴さんとは他のショップも回り、柄違いのコットンシャツと色違いの仕事用のブラウスを買い求め映画館へと向かった。
「意外にわたし達にも合ったショップあったわね」
美冴さんは上機嫌で言ってくる。
「そうですね、109なんてギャル専門かと思ってましたよ」
「そうね、わたしもそう思っていたから、良かったわ…
それにお揃い買えたしね…」
そんな美冴さんの微笑みにドキドキとときめきを感じてしまう。
そして映画館に入る。
さすがに人気映画のロングラン上映である、館内は8割程埋まっており、そしてほぼ女性客であった。
そして上映が始まる。
『失楽…』はヤバかった…
内容は簡単に云うと、不倫モノなのだが…
約半分近くがベッドシーンに感じてしまう程、始めから妖艶な雰囲気が漂う映画なのだ。
しかも出演している男優、女優共々、有名な俳優さんであり、あの女優さんがあそこまでの濡れ場を演じるのか…
と、いうくらいの圧巻なリアリティある演技をしていた。
そんな感じでわたしは、ときめき、感嘆、共感しながら観ていたのだが…
突然…
中盤辺りの父親を亡くした女性主人公が、彼氏に無理矢理呼ばれての挙げ句のベッドシーンの場面の時に、不意に美冴さんの指先が絡んできて、お互いに指先を絡め合わせてしまったのだ。
そしてその映画の興奮と、リアルな美冴さんとの指先の絡まりに心が震え、昂ぶり、そしてベッドシーンに疼かせてしまったのである。
目からは映画の美しい濡れたベッドシーンが入り込み…
指先からは美冴さんの昂ぶりが伝わり…
そして周りの女性客の高まりのため息が心を更に震わせてくる…
そんな映画であった。
「ふうぅ…」
上映が終わり、館内が明るくなった瞬間に、思わずそんなため息を漏らしてしまう。
そして周りの女性客の殆ども、そんな感じに映画の余韻を漂わせている。
「なんか…すごかったわね」
と、美冴さんがそう呟く様に言ってきた。
「え、あ、はい…うん、すごかった…」
だがそう呟いてきた美冴さんは、指先を絡めてきたことなんて知らん顔であったのだ。
だから…
「もう、途中で指先を絡めてくるんですもん、わたし変にドキドキしちゃいましたよぉ」
と、言ったのだが…
そんな感じでわたしと女神の如くの美冴さんとは他のショップも回り、柄違いのコットンシャツと色違いの仕事用のブラウスを買い求め映画館へと向かった。
「意外にわたし達にも合ったショップあったわね」
美冴さんは上機嫌で言ってくる。
「そうですね、109なんてギャル専門かと思ってましたよ」
「そうね、わたしもそう思っていたから、良かったわ…
それにお揃い買えたしね…」
そんな美冴さんの微笑みにドキドキとときめきを感じてしまう。
そして映画館に入る。
さすがに人気映画のロングラン上映である、館内は8割程埋まっており、そしてほぼ女性客であった。
そして上映が始まる。
『失楽…』はヤバかった…
内容は簡単に云うと、不倫モノなのだが…
約半分近くがベッドシーンに感じてしまう程、始めから妖艶な雰囲気が漂う映画なのだ。
しかも出演している男優、女優共々、有名な俳優さんであり、あの女優さんがあそこまでの濡れ場を演じるのか…
と、いうくらいの圧巻なリアリティある演技をしていた。
そんな感じでわたしは、ときめき、感嘆、共感しながら観ていたのだが…
突然…
中盤辺りの父親を亡くした女性主人公が、彼氏に無理矢理呼ばれての挙げ句のベッドシーンの場面の時に、不意に美冴さんの指先が絡んできて、お互いに指先を絡め合わせてしまったのだ。
そしてその映画の興奮と、リアルな美冴さんとの指先の絡まりに心が震え、昂ぶり、そしてベッドシーンに疼かせてしまったのである。
目からは映画の美しい濡れたベッドシーンが入り込み…
指先からは美冴さんの昂ぶりが伝わり…
そして周りの女性客の高まりのため息が心を更に震わせてくる…
そんな映画であった。
「ふうぅ…」
上映が終わり、館内が明るくなった瞬間に、思わずそんなため息を漏らしてしまう。
そして周りの女性客の殆ども、そんな感じに映画の余韻を漂わせている。
「なんか…すごかったわね」
と、美冴さんがそう呟く様に言ってきた。
「え、あ、はい…うん、すごかった…」
だがそう呟いてきた美冴さんは、指先を絡めてきたことなんて知らん顔であったのだ。
だから…
「もう、途中で指先を絡めてくるんですもん、わたし変にドキドキしちゃいましたよぉ」
と、言ったのだが…
