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シャイニーストッキング

第12章 もつれるストッキング1   松下律子

 82 律子の想い(3)


「ふっ、はっ、は、は、はっ…」

 ニチャ、ヌチャ、ニチャ…

 ニチャ、ヌチャ、ニチャ…

 膝の力が快感により抜けてしまい、崩れ落ちそうになってしまうのだが…
 彼の後ろからの突き上げにより、シャワールームの壁に押し付けられ、貫かれていく。

「あっ、や、あ、い、イク、イッちゃうぅ…  あ、アナタぁぁ…」

 そしてわたしは絶頂してしまう…

 だが彼は…

 ニチャ、ヌチャ、ニチャ…

 ニチャ、ヌチャ、ニチャ…

「ぁはぁ……んくぅぅぅ……」

 彼はまだまだイッてはいなく、変わらずに腰を突き上げてきていたのだが…

「……ん、ん、はぁぁんん……」

 わたしが一方的に一人勝手にイッてしまい…
 そして、膝から崩れ落ちて、しゃがみ込んでしまったのだ。

「あ、う…」
 そしてその拍子にスルッと抜けてしまい…
 彼はそんな声を上げる。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁぁ…」

 ジャーーーー…

 しゃがみ込み、うずくまるわたしの上に、シャワーの雫が落ちてきていた…

「イッちゃったのか…」

「…………」
 その声にわたしは頷くのが精一杯であった。

 彼が欲しくて欲しくて堪らなかったから、そして絶妙な当たり感に瞬く間にイッてしまったのだが…
 とても言葉には表せない。

「律子…かわいいよ」
 すると彼は、しゃがみ込み、快感の余韻に喘いでいるわたしを抱きながら、耳元でそう囁いてくれる。

「ぁぁ…」
 心が震え、揺れてしまう。

 わたしも大好き、愛しています…
 と、言葉が出ない、いや、出せない。

「はぁ、はぁ、はぁぁ…」

「よし、洗ってやるよ」
 すると、突然、そう言って、ボディシャンプーをわたしに塗りたくってきたのだ。

「あっ、や、やんっ」

 わたしは一気に恥ずかしくなってしまう…





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