シャイニーストッキング
第12章 もつれるストッキング1 松下律子
102 律子の秘密(14)
そして夏休み…
まずある変化を感じたのだった。
それは…
部屋の、下着のしまってあるタンスの中の微妙な変化である。
夏休みに入った7月下旬、部活の帰宅後にシャワーを浴び、下着の入っているタンスを開けた時…
なんとなく違和感を感じたのだ。
高校時代はバトミントン部に入っていた…
それは中学生時代から続けている部活なのだが、どちらかといえば運動不足にならないようなレベルの部活であった。
その日は部活後に仲間とお昼を食べて、午後2時過ぎに帰宅し、シャワーを浴びた…
そして下着のタンスを開けた時…
『ん?』
決してぐちゃぐちゃになっていた訳では無いのだが…
その色、種類により仕分けをして収納している下着類の色合いの…
そう、目の、脳裏の残像と、現実の下着類の収納された色合いの模様というか、残像の印象が…
なんとなくだが微妙に違っていたのだ。
具体的にどうの…というわけではないのだが…
なんとなく違和感を感じたのである。
だが、その時は気のせいだと軽く流した…
しかし、また二日後の部活動帰りの午後、シャワーを浴びて下着のタンスを開けた時に…
『あらっ?』
また、違和感を感じたのだ。
しかも今度は…
少し収納してある下着がズレているような…
微妙なのだが…
でも、全く予想というか、何も考えも、警戒もした事も無かったから、すぐにせそんな微妙な違和感は消えていたのだが…
次の部活動の時であった。
『ねぇ、あのさぁ…
お兄ちゃんがさあ、わたしの下着を悪戯してるみたいなのよぉ…』
と、部活動の先輩が終わって着替えている最中にそう周りに話し始めてきたのだ。
『ええ…』
とか…
『あぁ、あるある…』
とか…
『ウチは弟がさぁ…』
とか…
部室内で何人かがそう言い始めてきたのであった。
『えっ…』
そしてわたしは、その時初めて…
感じていた違和感の疑惑が確信に変わったのだ。
え、そうなの?…
そういう事なの?…
弟が…
優くんが…
わたしの下着をこっそり悪戯しているという事なのか?…
わたしはそう思い浮かんだ瞬間から、急に心がザワザワと騒めいてきたのであった。
あの可愛い優くんが?…
まさか…
そして夏休み…
まずある変化を感じたのだった。
それは…
部屋の、下着のしまってあるタンスの中の微妙な変化である。
夏休みに入った7月下旬、部活の帰宅後にシャワーを浴び、下着の入っているタンスを開けた時…
なんとなく違和感を感じたのだ。
高校時代はバトミントン部に入っていた…
それは中学生時代から続けている部活なのだが、どちらかといえば運動不足にならないようなレベルの部活であった。
その日は部活後に仲間とお昼を食べて、午後2時過ぎに帰宅し、シャワーを浴びた…
そして下着のタンスを開けた時…
『ん?』
決してぐちゃぐちゃになっていた訳では無いのだが…
その色、種類により仕分けをして収納している下着類の色合いの…
そう、目の、脳裏の残像と、現実の下着類の収納された色合いの模様というか、残像の印象が…
なんとなくだが微妙に違っていたのだ。
具体的にどうの…というわけではないのだが…
なんとなく違和感を感じたのである。
だが、その時は気のせいだと軽く流した…
しかし、また二日後の部活動帰りの午後、シャワーを浴びて下着のタンスを開けた時に…
『あらっ?』
また、違和感を感じたのだ。
しかも今度は…
少し収納してある下着がズレているような…
微妙なのだが…
でも、全く予想というか、何も考えも、警戒もした事も無かったから、すぐにせそんな微妙な違和感は消えていたのだが…
次の部活動の時であった。
『ねぇ、あのさぁ…
お兄ちゃんがさあ、わたしの下着を悪戯してるみたいなのよぉ…』
と、部活動の先輩が終わって着替えている最中にそう周りに話し始めてきたのだ。
『ええ…』
とか…
『あぁ、あるある…』
とか…
『ウチは弟がさぁ…』
とか…
部室内で何人かがそう言い始めてきたのであった。
『えっ…』
そしてわたしは、その時初めて…
感じていた違和感の疑惑が確信に変わったのだ。
え、そうなの?…
そういう事なの?…
弟が…
優くんが…
わたしの下着をこっそり悪戯しているという事なのか?…
わたしはそう思い浮かんだ瞬間から、急に心がザワザワと騒めいてきたのであった。
あの可愛い優くんが?…
まさか…