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シャイニーストッキング

第12章 もつれるストッキング1   松下律子

 111 律子の秘密(23)

  わたしはこれが、まさか、この先の禁断の関係の第一歩になるなんて考えもせずに…

『さぁ、わたしに見せて…』

 ただ本当に…

 興味津々なだけであったのだ。


『え、あ、あ、う、うん』

 優くんは、覚悟を決めたように…

『は、はぁ、ふうぅ…』
 と、吐息を漏らし…
 恥ずかしそうな赤ら顔になって、股間を隠していた手をゆっくりと外していく。

 すると、まるで、ブルンッ、と、音が聞こえるかの様に…

『あ、あぁ…』

 優くんに似つかわしくない大きさのペニスが反り返り、勃ち、脈打っていた。

 うわっ…

『す、すごい…』

 それは…
 初めて見る、勃起したペニスであった。

『こ、こんなに…』

 大きくて、固くなるんだ…
 思わず心で呟いてしまう。

 そして…
 目が離せなくなってしまっていた。

『…で、ど、どう?…』

 それでどうやるの?…
 わたしは優くんの目を見つめ、心の想いを伝える。

『あ…う、うん』
 すると優くんは覚悟を決めたかの様に目を閉じて、その脈打つペニスを握り…
 ゆっくりと上下にシゴき始めていく。

 握って上下に動かすのよ…

 そんな先輩の声が脳裏に巡る。

 う、うわぁ…

 そうやるんだぁ…

 ホントに…

 亀のアタマみたいでかわいいかも…

 ピンク色の、いや、真っ赤に充血した様な初めての亀頭を見て、わたしはそう思ってしまう。

『ぁ、ぅ、ぁ、ぁぁ…』
 上下に手が動く度に優くんのペニスはピクピクと震え、小さな声を、喘ぎを漏らしてくる。

 うわ、なんか気持ち良さそうかも…

 優くんは目を閉じ、やや斜め上に顔を上げ、ゆっくりと上下にシゴき続けていた。

 ニュチャ、ニチャ、ニュチャ…
 そしてその上下動に合わせて、徐々に湿った音が聞こえつくる。

 あ…

 先が、先から、濡れてきてる…

 よく見つめると、亀頭の先から透明な液体が溢れている様に見えていた。


 ニュチャ、ニチャ、ニュチャ…

『ぁ、ふ、うぅ、ぁぁ…』

 ニュチャ、ニチャ、ニチャ…

 見ているわたしもドキドキ…

 ウズウズ…

 してしまう。

『あ、ぁ、り、律っちゃぁん…』

 そして…

 その優くんの声が引き金に…

『ああっ、うっくぅ…』

 わたしは無意識に…

 自らの指先を…

 

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