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シャイニーストッキング

第12章 もつれるストッキング1   松下律子

 125 律子の秘密(37)

「そうだよ、感じて…
 感じたら…
 声を漏らしていいんだよ…」
 彼が、大原浩一常務がそう耳元で甘く囁いてくる。

「ん…ぁぁぁ…はぁぁ…」

 だけど…

 そう、あの頃は…

 声を…

 喘ぎ声を…

 漏らす訳にはいかなかったのだ。


 禁断の…

 背徳感の近親相姦という…

 快感の深みにハマればハマる程に…

 そして迷宮に陥ってしまったわたしには…

 快感の喘ぎ声を…

 甘美の声を…

 そう簡単に声に漏らす訳にはいかなかったのである…



 

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