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シャイニーストッキング

第12章 もつれるストッキング1   松下律子

 127 律子の秘密(39)

「はぁぁっくぅぅぅ…………」

 わたしはそんな彼の指先のクリトリス弄りにより瞬く間にイッてしまい、ベッドの上でグッタリと弛緩したかの様に仰向けで横たわると…

「律子…
 かわいいよ…」

 そう囁きながら…
 わたしの股間に顔を寄せ、両脚をグイッと開き…

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

「はぁっううっぁぁ……」

 彼はアソコを舐めてきたのだ。

 そしてそのクンニの快感は…

 再び、いや、更に…

 わたしの心を迷宮へと陥れていく。


「あぁ、やぁぁぁ、あ、アナタぁぁ…」

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

 アソコを舐めてくる淫靡な音が…

 わたしの心を揺るがせてくる。


 ピチャ、ピチャ、ピチャ…


 ピチャ、ピチャ、ピチャ…


 あぁぁ…

 あぁぁぁぁ…

 ぁぁぁ…………

『……ぁぁ……ぁぁぁ…………』

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

『ぁぁぁ…ゆ、優くぅん……………』

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

『り、律っちゃぁん…』

 ピチャ、ピチャ、ピチャ…

 あの夕立があった夜…

 つまり、二人が初めて禁断の近親相姦の愛撫をした夜…

 いや…

 深夜、間もなく1時になろうという刻…


 トントン…

 わたしの部屋のドアがノックされ…

 そして返事をする間もなく…

 ガチャ…

 ドアが開き…

『……………』
 優くんが部屋に入ってきたのである。

『……………』

 そして、まだ起きていたわたしは…

 いや、夕方の衝撃の出来事で興奮醒めやらぬわたしは…

 ベッド上で、その様子を黙って見ていた。

 暗闇の中、優くんのシルエットが…

 そして愛しい父親と同じ甘い体臭の香りが…

『はぁ、はぁ、はぁ…』

 やや荒い息遣いと共に… 

 ベッドへと近付いてきたのである。






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