シャイニーストッキング
第12章 もつれるストッキング1 松下律子
128 律子の秘密(40)
暗闇の中、優くんのシルエットが…
そして愛しい父親と同じ甘い体臭の香りが…
『はぁ、はぁ、はぁ…』
やや荒い息遣いと共に…
ベッドへと近付いてきたのである。
『……………』
わたしは黙ったまま、ベッド上で上体を起こした。
『ぁ………』
そして優くんのシルエットは、小さな声を漏らす。
今夜、なんとなくわたしは、優くんがこうして忍んでくるのではないか?…
そう想っていた。
いや、今、思い還すと…
待っていたのかもしれない。
『ね、眠れないの?…』
だからわたしは驚きの声ではなくて…
そう優しく声を掛けた…
いや、掛けられたのである。
『ぁ……う、うん…』
だから優くんもそう素直に頷き…
『お、おいで…』
わたしは両手を開き…
『う…り、律っちゃん…』
優くんをベッドへと招き入れたのだ…
『はぁ、はぁ、はぁぁ…』
そして優くんの息遣いが一気に興奮の喘ぎに変わり、ベッド上のわたしに抱き付いてきた。
『あっ、んっ、んん、ゆ、優くん…』
そこでわたし達は初めて…
お互いを求め合う…
キスを交わしていく。
ドキドキしてはいたが…
もう夕方に経験済みであったから、激しい昂ぶりはあったのだが…
キスに対しての戸惑いは無かった。
なぜならば…
予測を、いや、予想を…
ううん違う…
期待していたから…
こうしたかったから…
カラダの疼きが、夕方の快感をまた再び求めていたからである。
あの体験した禁断で背徳な近親相姦という快感を…
わたしはまた再び、求めていたからであった。
そして逆に…
この夜が…
いや、この夜に優くんが忍んで来なければ…
この後の、次の日からは無かった事に…
いや、優くんを拒否できたかもしれなかった…
いいえ…
間違いなく拒否したと思う。
だが…
もう…
無かった事には出来ずに…
いや…
こうして互いに求め合い…
禁断で背徳の快感に溺れ、陥っていく事となったのだ。
カラダの疼きが…
いいえ、子宮の想いが初めて心を支配していく…
わたしはこの夜をきっかけに…
メスとして目醒め、覚醒してしまったのだ。
暗闇の中、優くんのシルエットが…
そして愛しい父親と同じ甘い体臭の香りが…
『はぁ、はぁ、はぁ…』
やや荒い息遣いと共に…
ベッドへと近付いてきたのである。
『……………』
わたしは黙ったまま、ベッド上で上体を起こした。
『ぁ………』
そして優くんのシルエットは、小さな声を漏らす。
今夜、なんとなくわたしは、優くんがこうして忍んでくるのではないか?…
そう想っていた。
いや、今、思い還すと…
待っていたのかもしれない。
『ね、眠れないの?…』
だからわたしは驚きの声ではなくて…
そう優しく声を掛けた…
いや、掛けられたのである。
『ぁ……う、うん…』
だから優くんもそう素直に頷き…
『お、おいで…』
わたしは両手を開き…
『う…り、律っちゃん…』
優くんをベッドへと招き入れたのだ…
『はぁ、はぁ、はぁぁ…』
そして優くんの息遣いが一気に興奮の喘ぎに変わり、ベッド上のわたしに抱き付いてきた。
『あっ、んっ、んん、ゆ、優くん…』
そこでわたし達は初めて…
お互いを求め合う…
キスを交わしていく。
ドキドキしてはいたが…
もう夕方に経験済みであったから、激しい昂ぶりはあったのだが…
キスに対しての戸惑いは無かった。
なぜならば…
予測を、いや、予想を…
ううん違う…
期待していたから…
こうしたかったから…
カラダの疼きが、夕方の快感をまた再び求めていたからである。
あの体験した禁断で背徳な近親相姦という快感を…
わたしはまた再び、求めていたからであった。
そして逆に…
この夜が…
いや、この夜に優くんが忍んで来なければ…
この後の、次の日からは無かった事に…
いや、優くんを拒否できたかもしれなかった…
いいえ…
間違いなく拒否したと思う。
だが…
もう…
無かった事には出来ずに…
いや…
こうして互いに求め合い…
禁断で背徳の快感に溺れ、陥っていく事となったのだ。
カラダの疼きが…
いいえ、子宮の想いが初めて心を支配していく…
わたしはこの夜をきっかけに…
メスとして目醒め、覚醒してしまったのだ。