シャイニーストッキング
第12章 もつれるストッキング1 松下律子
140 8月19日午前1時35分
どうせ彼、大原浩一新常務との逢瀬はいつものあのホテルが殆どだし…
それにこれから暫くわたし達は、かなり多忙になり逢える時間もままならない日々が続きそうだし…
だから伊藤さんとのルームシェアが、彼と逢えない寂しさを少し紛らわせられるかもしれないのだ。
だから、それでいいのかもしれない…
「はい、わたしもです…」
そんな感じで、伊藤さんとのルームシェアが決まった。
そして、しばし宴が続き…
「そろそろお開きにしましょう」
時刻はいつの間にかに午後11時になろうとしていた…
楽しい時間はアッという間に過ぎていく…
「じゃあまた明日宜しくね」
そして解散をし…
各々二人組ずつタクシー出帰宅する。
「ふぅぅ…」
わたしは一人タクシーに乗り、思わず吐息を漏らす。
思いがけずに伊藤敦子さんとのルームシェアが決まったのだが…
なんとなくこれからの公私共にいい影響が出るんじゃないのか…
そう少しワクワクしてきていた。
逢えない寂しい夜も、寂しくなくなるのかもしれないと…
そしてわたしは帰宅をする。
あ、そうか、こんな夜も明日からはこの部屋に彼女、伊藤敦子さんが居る事になる訳か…
部屋は余っているから完全にプライベートは別けられるし…
少しのシェアルールを決めれば何の問題も無いはず。
そして彼女の優秀さは、これからのわたしにとっての強く、重要な味方になる筈なのだ…
プラスばかりじゃないか。
「よし…」
わたしはこれらの、今夜のこの流れを彼に話したくなっていた。
シャワーを浴びて、寝支度を整えて電話してみよう…
いや、声が聞きたい…
急ぎシャワーを浴び、寝支度を整え…
携帯電話を手にする…
だが、時刻は午前1時半を過ぎてしまった。
もう寝ているか?…
いや、でも、どんなに遅くても電話には出てくれていた…
それに今夜は山崎専務達て銀座の筈であるから、逆に、まだ起きているだろう…
「うん、よしっ」
わたしは電話の発信ボタンを押す…
プルル、プルル、プルル、プルル…
呼び出し音が耳に響いていた。
どうせ彼、大原浩一新常務との逢瀬はいつものあのホテルが殆どだし…
それにこれから暫くわたし達は、かなり多忙になり逢える時間もままならない日々が続きそうだし…
だから伊藤さんとのルームシェアが、彼と逢えない寂しさを少し紛らわせられるかもしれないのだ。
だから、それでいいのかもしれない…
「はい、わたしもです…」
そんな感じで、伊藤さんとのルームシェアが決まった。
そして、しばし宴が続き…
「そろそろお開きにしましょう」
時刻はいつの間にかに午後11時になろうとしていた…
楽しい時間はアッという間に過ぎていく…
「じゃあまた明日宜しくね」
そして解散をし…
各々二人組ずつタクシー出帰宅する。
「ふぅぅ…」
わたしは一人タクシーに乗り、思わず吐息を漏らす。
思いがけずに伊藤敦子さんとのルームシェアが決まったのだが…
なんとなくこれからの公私共にいい影響が出るんじゃないのか…
そう少しワクワクしてきていた。
逢えない寂しい夜も、寂しくなくなるのかもしれないと…
そしてわたしは帰宅をする。
あ、そうか、こんな夜も明日からはこの部屋に彼女、伊藤敦子さんが居る事になる訳か…
部屋は余っているから完全にプライベートは別けられるし…
少しのシェアルールを決めれば何の問題も無いはず。
そして彼女の優秀さは、これからのわたしにとっての強く、重要な味方になる筈なのだ…
プラスばかりじゃないか。
「よし…」
わたしはこれらの、今夜のこの流れを彼に話したくなっていた。
シャワーを浴びて、寝支度を整えて電話してみよう…
いや、声が聞きたい…
急ぎシャワーを浴び、寝支度を整え…
携帯電話を手にする…
だが、時刻は午前1時半を過ぎてしまった。
もう寝ているか?…
いや、でも、どんなに遅くても電話には出てくれていた…
それに今夜は山崎専務達て銀座の筈であるから、逆に、まだ起きているだろう…
「うん、よしっ」
わたしは電話の発信ボタンを押す…
プルル、プルル、プルル、プルル…
呼び出し音が耳に響いていた。