シャイニーストッキング
第12章 もつれるストッキング1 松下律子
147 切れた電話
プルプル、プルプル、プッ、ツー…
「あっ、えっ」
数回呼び出しをしたら、突然切れてしまった。
え、な、なに?…
電話が切れた?…
え?…
電波が悪いのか?…
携帯電話が普及し始めた少し前は良くこんな現象があったのだが…
最近はあまり無い。
えっ、なんで?…
わたしは手にした携帯電話を゙見つめ…
もう一度掛け直すか思案する。
おそらく多分、今夜は常務就任のお祝いを兼ねての山崎専務による銀座のクラブ巡りだと思われる…
タイミングが悪かったのだろうか?…
だが時刻は既に深夜1時半を過ぎている…
銀座のクラブは終わっている時間である。
…かといって、クラブのお姉さんと?なんて事は昨夜までわたしと濃密な二日間の夜を過ごしたから…
まさか、あり得ない筈だと思われる。
もう一軒行っているのだろうか?…
あの山崎専務と、これから先の、いや、更にこれから先の企みの相談でもしているのだろうか?…
悪企みの相談の最中であったならば、確かにタイミングが悪かった筈だ。
「うーん…」
わたしは手に持つ携帯電話を睨みながら、思案する。
時間が時間だし…
話しの内容は本当になんて事の無い、ううん、ただわたしが寂しいだけだから…
もう一度掛け直すまでも無いのであるが…
ただ…
こんなカタチで、呼び出し途中に切れた…
って事が今まで無かったから、少しだけ不安が過ぎっていた。
だけどもう深夜1時半過ぎだし…
緊急では全く無いし…
しつこいと思われたくはなかったから…
「ま、いいか…」
そう、明日の日中に掛ければいいんだから…
それに、伊藤敦子さんの型式だけの面談の件もあるし…
新規契約の報告もあるし…
「あ、そうだ…」
明日、向こうに伺って…
報告がてらに彼に会いに行ってみようか?
越前屋さんも明日まてま出向しているから…
それに…
なんとなくだけど…
秘書さんの存在感が気になるし…
心がザワザワと騒ついてきていた。
「あっ、そうだ…」
鈴木くんに頼んでいた、秘書さんの件はどうなったかなぁ?…
ヤバい…
心の騒つきのせいで眠れ無くなってきた。
プルプル、プルプル、プッ、ツー…
「あっ、えっ」
数回呼び出しをしたら、突然切れてしまった。
え、な、なに?…
電話が切れた?…
え?…
電波が悪いのか?…
携帯電話が普及し始めた少し前は良くこんな現象があったのだが…
最近はあまり無い。
えっ、なんで?…
わたしは手にした携帯電話を゙見つめ…
もう一度掛け直すか思案する。
おそらく多分、今夜は常務就任のお祝いを兼ねての山崎専務による銀座のクラブ巡りだと思われる…
タイミングが悪かったのだろうか?…
だが時刻は既に深夜1時半を過ぎている…
銀座のクラブは終わっている時間である。
…かといって、クラブのお姉さんと?なんて事は昨夜までわたしと濃密な二日間の夜を過ごしたから…
まさか、あり得ない筈だと思われる。
もう一軒行っているのだろうか?…
あの山崎専務と、これから先の、いや、更にこれから先の企みの相談でもしているのだろうか?…
悪企みの相談の最中であったならば、確かにタイミングが悪かった筈だ。
「うーん…」
わたしは手に持つ携帯電話を睨みながら、思案する。
時間が時間だし…
話しの内容は本当になんて事の無い、ううん、ただわたしが寂しいだけだから…
もう一度掛け直すまでも無いのであるが…
ただ…
こんなカタチで、呼び出し途中に切れた…
って事が今まで無かったから、少しだけ不安が過ぎっていた。
だけどもう深夜1時半過ぎだし…
緊急では全く無いし…
しつこいと思われたくはなかったから…
「ま、いいか…」
そう、明日の日中に掛ければいいんだから…
それに、伊藤敦子さんの型式だけの面談の件もあるし…
新規契約の報告もあるし…
「あ、そうだ…」
明日、向こうに伺って…
報告がてらに彼に会いに行ってみようか?
越前屋さんも明日まてま出向しているから…
それに…
なんとなくだけど…
秘書さんの存在感が気になるし…
心がザワザワと騒ついてきていた。
「あっ、そうだ…」
鈴木くんに頼んでいた、秘書さんの件はどうなったかなぁ?…
ヤバい…
心の騒つきのせいで眠れ無くなってきた。