シャイニーストッキング
第12章 もつれるストッキング1 松下律子
149 香り
はぁぁ、ぁぁ…
こ、浩一、こういちさん…
目の裏に、あの彼特有の人懐こい笑顔と、鼻腔の奥深くに、彼の独特な甘い体臭の香りが…
蘇ってくる。
「あぁぁ…」
だが…
欲情の昂ぶりによる一人慰みな訳では無くて、眠れなくての一人弄り、慰み、ソロプレイであるから…
昂ぶりの疼きも、そして…
濡れてもこないのだ。
昨夜、一昨夜と熱く、激しく、久しぶりに抱かれ、沢山の快感と絶頂感を与えてもらったのだが…
それを脳裏に浮かべ様としても、浮かんでくるのは…
彼特有な破顔と呼べる様な人懐こい笑顔と、あの独特の甘い体臭の香りであり、欲情には繋がらない様であった。
しかも、約三週間位空いてしまっての心とカラダからの切望の一昨夜と昨夜の逢瀬であり、精神的には十分に満足したから…
余計にカラダ的には昂ぶらないのかもしれない。
「ふぅぅ…」
仕方ないからソロプレイを諦めて、自然に眠りに落ちるまで目を閉じる事にした。
しかし…
目を閉じればさっきの未知の、まだ、見た事がない、恐らく美人秘書であろう彼女の影が想い浮かんでしまい…
また、再び、ザワザワと騒めきつつあった。
「あぁダメだわ…あっ、そうだ…」
諦めかけたその時…
わたしは心を穏やかにする効果のあるお香の存在を思い出す。
あ、そうそう…
そしてそのお香を出して火を灯ける。
「はぁ、いい香り…あ、でも…」
あ、この香りは…
ムスク系の甘い香り…
つまりは…
美冴さん特有の代名詞の香りであったのだ。
「あ、あぁ、み、美冴さん…」
はぁぁ、ぁぁ…
こ、浩一、こういちさん…
目の裏に、あの彼特有の人懐こい笑顔と、鼻腔の奥深くに、彼の独特な甘い体臭の香りが…
蘇ってくる。
「あぁぁ…」
だが…
欲情の昂ぶりによる一人慰みな訳では無くて、眠れなくての一人弄り、慰み、ソロプレイであるから…
昂ぶりの疼きも、そして…
濡れてもこないのだ。
昨夜、一昨夜と熱く、激しく、久しぶりに抱かれ、沢山の快感と絶頂感を与えてもらったのだが…
それを脳裏に浮かべ様としても、浮かんでくるのは…
彼特有な破顔と呼べる様な人懐こい笑顔と、あの独特の甘い体臭の香りであり、欲情には繋がらない様であった。
しかも、約三週間位空いてしまっての心とカラダからの切望の一昨夜と昨夜の逢瀬であり、精神的には十分に満足したから…
余計にカラダ的には昂ぶらないのかもしれない。
「ふぅぅ…」
仕方ないからソロプレイを諦めて、自然に眠りに落ちるまで目を閉じる事にした。
しかし…
目を閉じればさっきの未知の、まだ、見た事がない、恐らく美人秘書であろう彼女の影が想い浮かんでしまい…
また、再び、ザワザワと騒めきつつあった。
「あぁダメだわ…あっ、そうだ…」
諦めかけたその時…
わたしは心を穏やかにする効果のあるお香の存在を思い出す。
あ、そうそう…
そしてそのお香を出して火を灯ける。
「はぁ、いい香り…あ、でも…」
あ、この香りは…
ムスク系の甘い香り…
つまりは…
美冴さん特有の代名詞の香りであったのだ。
「あ、あぁ、み、美冴さん…」