シャイニーストッキング
第13章 もつれるストッキング2 佐々木ゆかり
100 敦子の想い(37)
そしてわたしはこの夜から、そんな懐の深くて大きなママのお陰で変わる事が出来た…
いや、また再び、前に進み、歩む事が出来る様になったのである。
『あ、そう、そうだ、そうよぉ…
あっちゃん、これからの自分の為にもさぁ、ウチでしばらくバイトしなさいよぉ…』
するとママはわたしの肩を抱きながら、突然そう云ってきたのだ。
『え、バイト?』
『うん、そう、バイト…
あっちゃんなら人気抜群だろうしぃ、それに、新しいパートナーが見つかると思うしさぁ…』
『え、新しいパートナーって?』
『うん、前に進む為にも新しいパートナーを見つけた方が良いと思うのね』
『そ、それは…』
その事は正に晴天の霹靂の想いであった…
そしてさすがにそれは出来ないと思われる。
『いや、それはきっとまーちゃんも思っている、いや、思っていた…とも思うしさぁ…
ううん、絶対まーちゃんならそう思っている筈よ、わたしには分かるわ…』
『そんな…』
わたしの心は激しく揺らいできた。
『だってもうまーちゃんはさぁ…
云い方は悪いけれどさぁ…
もう自分自身のカラダがどうにもならなくなったと分かった時点でそう全部の覚悟をし、思った筈だと思われるのよねぇ…』
『あ…う、ん…』
それはママの云う通りかもしれなかった…
まゆみサマは、自分の体調が分かったであろう時期の時点から、色々なわたし達とのこれからの話しをピタリとしなくなったから。
それに、それまでは色々話しをしていたから余計にそう感じる…
『わたしの知っているまーちゃんだったら…
きっと、もうあっちゃんのこれからの事を、この先の事を想い、願っていると思うのよね…
だって、もう…ねぇ…』
そう、もうあの時点で手遅れなのを悟り、いや、分かっていたし、もしかしたらもっと早くから自覚していたかもしれない…
『そうしたらさぁ、あっちゃんのこの先の幸せはさぁ…
新しいパートナーとの出会いを願う事だとわたしは思うのよねぇ…』
『あ…』
『そしてそれはまーちゃんに対して冷たい様に思えるかもしれないけど、きっとそれは、ううん、絶対に違うと思うのよね…
いや、わたしだったら間違いなくそう思うから…』
ママのその言葉が、心に染み、いや、刺さる…
そしてわたしはこの夜から、そんな懐の深くて大きなママのお陰で変わる事が出来た…
いや、また再び、前に進み、歩む事が出来る様になったのである。
『あ、そう、そうだ、そうよぉ…
あっちゃん、これからの自分の為にもさぁ、ウチでしばらくバイトしなさいよぉ…』
するとママはわたしの肩を抱きながら、突然そう云ってきたのだ。
『え、バイト?』
『うん、そう、バイト…
あっちゃんなら人気抜群だろうしぃ、それに、新しいパートナーが見つかると思うしさぁ…』
『え、新しいパートナーって?』
『うん、前に進む為にも新しいパートナーを見つけた方が良いと思うのね』
『そ、それは…』
その事は正に晴天の霹靂の想いであった…
そしてさすがにそれは出来ないと思われる。
『いや、それはきっとまーちゃんも思っている、いや、思っていた…とも思うしさぁ…
ううん、絶対まーちゃんならそう思っている筈よ、わたしには分かるわ…』
『そんな…』
わたしの心は激しく揺らいできた。
『だってもうまーちゃんはさぁ…
云い方は悪いけれどさぁ…
もう自分自身のカラダがどうにもならなくなったと分かった時点でそう全部の覚悟をし、思った筈だと思われるのよねぇ…』
『あ…う、ん…』
それはママの云う通りかもしれなかった…
まゆみサマは、自分の体調が分かったであろう時期の時点から、色々なわたし達とのこれからの話しをピタリとしなくなったから。
それに、それまでは色々話しをしていたから余計にそう感じる…
『わたしの知っているまーちゃんだったら…
きっと、もうあっちゃんのこれからの事を、この先の事を想い、願っていると思うのよね…
だって、もう…ねぇ…』
そう、もうあの時点で手遅れなのを悟り、いや、分かっていたし、もしかしたらもっと早くから自覚していたかもしれない…
『そうしたらさぁ、あっちゃんのこの先の幸せはさぁ…
新しいパートナーとの出会いを願う事だとわたしは思うのよねぇ…』
『あ…』
『そしてそれはまーちゃんに対して冷たい様に思えるかもしれないけど、きっとそれは、ううん、絶対に違うと思うのよね…
いや、わたしだったら間違いなくそう思うから…』
ママのその言葉が、心に染み、いや、刺さる…