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シャイニーストッキング

第13章 もつれるストッキング2     佐々木ゆかり

 109 昂ぶる疼き(3)

「あ、はぁぁ…あ、あつこぉ…」

「ひ、姫ぇ、わたしのゆかりお姫さまぁ…」
 わたし達は、いや、わたしは、底なし沼の如くに深い、ビアンの快感に堕ちていく。

 そのビアンの快感は、いや、敦子がわたしを愛して感じさせてくれる、ううん、さっき感じさせてくれたビアンの快感と絶頂感は…
 正に底なし沼と云えるほどの、深く、どろどろとした、緩やかで、柔らかい、そして終わりの無い様な深く、長い快感をわたしに与えてくれた。

「あ…ぁぁ、ん、んん…くうぅ…」
 敦子の唇がわたしの唇から離れ、顔の周りを触れるか触れないかのギリギリな絶妙な距離を保ち、少しだけ舌先を出して口元から瞼、額、そして耳元へと這い回ってくる。

「は、ふぅぅ…ひ、姫ぇ…」
 その絶妙な舌先の愛撫の感触がまた堪らない快感を、柔らかな快感を生むのだ。

「ん、はぁぁ」
 わたしは全身に鳥肌を粟立たせ、身悶えし、疼きを昂ぶらせながら喘ぎを漏らす。

 そして耳たぶをハミながら、左手指先で乳首をゆっくりと転がし、右手人差し指が既に愛の蜜てぐっしょりと湿っているわたしの情熱的に萌えている陰毛を撫でながら、快感に充血し、ぷっくりと腫れているかの如くの肉の合わせ目を焦らしてくる。

「あ、あぁぁ」

 わたしはそんな敦子の焦らしの様な指先の感触を、いや、早く触れ、弄られたくて…

 ウズウズウズウズ…
 と、女そのものを疼かせ…

 ズキズキズキズキ…
 と、女の象徴、いや、既にわたしの思考を支配している子宮を激しく昂ぶらせてきていた。

 そんなビアン特有のどろどろとした、いや、ホンモノのビアンである敦子の絶妙な愛撫のワザにわたしは心もカラダも蕩け、もっと弄って欲しくて…

 もっとグチャグチャにして欲しくて…

 もっと舐めて欲しくて…

 指先と舌先の刺激が欲しくて…

 ううん、敦子の愛を切望していた。

「あぁ、あつこぉ、早くぅ…」

 そしてその心の切望が言葉に漏れてしまう…




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