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シャイニーストッキング

第13章 もつれるストッキング2     佐々木ゆかり

110 昂ぶる疼き(4)

 わたしは指先と舌先の刺激が欲しくて…
 いや、心とカラダの奥深くから、敦子の愛を切望していた。

「あぁ、あつこぉ、早くぅ…」

 そしてその心の切望が言葉に漏れてしまう…

「え?、ひ、姫ぇ…
 早くってなんですかぁ?」
 すると敦子は意地悪気な、いや、悪戯っ子みたいな目を向け、そして焦らす様な声音でそう云ってくる。

「え、あ、あぁん、あ、い、いや…」
 わたしは恥ずかしくて返せない。

「何がぁ、早くなんですかぁ?」
 敦子はそう囁きながら、乳首を弄り、サワサワと陰毛を撫でてくる。

「あ…やん、い、いやぁ、あぁ…」
 焦れて、切望の思いが余計に疼きを昂ぶらせ、そして身を捩ってしまう。

「えー、姫が教えてくれないとぉ…」

 こんな言葉での焦らしプレイ的な愛撫は、もちろんこの前の蒼井美冴さんとも体験しなかったし、愛しい彼である大原浩一常務との逢瀬でも殆ど体験した覚えさえ無い、いや、無かった…
 逆に彼の愛撫は、常にわたしの想い、昂ぶりを先回りするかの様に、そしてまるで痒い処に手が届く如くに愛してくれていたから、こんな焦れた思いは殆ど体験した事が無かったのである。

「あ、あぁん、やん…」
 だからこの敦子の焦らしが、堪らなく昂ぶり、疼かせてくるのだ。

「えぇー、何がぁ早くなんですかぁ?」
 敦子はまるで、いや、この焦らしを愉しみながら、股間に置いた指先で撫で回してくる。

「あ、あぁ、や、やぁん…」

 ジリジリ…
 ウズウズ…
 そしてズキズキと、疼きが昂ぶってきていた。

「ね、ねぇ」

「はぁい、ゆかりお姫さまぁ?」

 もうガマンできなかった…

「あ、アソコを…」

「え、アソコってぇ?」

「ぁ、や、あ、ん、く、クリを…」

 もうガマンできない…

「え?、クリがなんですかぁ?」

「はぁん、や、ん、く、クリを、クリトリスをっ…
 い、弄って欲しいのぉっ」

 わたしの思考は、いや、佐々木ゆかり室長兼部長という人格は完全に壊れ…

 快感を、愉悦を求めるメス女の思考、本能に支配されてしまい…

 そのメス女の子宮の切望を叫んでしまう…




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