シャイニーストッキング
第14章 もつれるストッキング3 常務取締役大原浩一
18 林田社長と…
「あ、もちろんこの件は山崎専務にもお話しはしてあります」
実はそれは嘘であった…
いや、決して嘘、ウソではなく、もちろん簡単な概略は雑談の感じで話しはしてあり、それを今夜話しをしようと考えていたのだ。
ただ、その順番が逆になっただけである…
なぜなら、その呼び戻すという人事異動は早急に辞令を出す準備をし、直ぐにでも実施しなくちゃならない。
だけど、まずはその前に、その当人の意思を確かめなくてはならない…
それはつまり、私が直接会って話しをする、場合によっては説得をする、そしてそれは直ぐに、早急にしなくてはならないからである。
「だから、まずは明日にでも新潟支社に行こうと思っているんです」
「え、新潟支社?
あ、そうか、青山くんか?」
「はい…」
いくら前常務に追い遣られていたとはいえ、さすが、林田社長である…
その資産運用に長けている青山某氏の存在はちゃんと把握していた。
「はい、後は………」
私は他の三人のメンバーの具体的な名前を挙げていく。
「うむ、なるほどなぁ…
で、どうやってそのメンバーに辿り着いたのかな?」
確かに、私はこの会社の吸収合併の動きに関わってまだ約一ヶ月程度であるから…
林田社長は、私のこのメンバーのピックアップに少し不思議そうな顔を浮かべる。
「あ、それは越前屋朋美が…」
「うん、あ、そうか、なるほどなぁ、彼女からかぁ」
すると、越前屋の名前を出した途端に直ぐに納得した顔になったのだ。
「そうか、越前屋くんか、そうか彼女がなぁ」
と、納得したかの様に呟いてくる。
「はい、いち早く、彼女は私の本意に賛同してくれて心よく協力してくれています」
「うん、彼女が味方なら大丈夫だろう…
もちろん喜んでわたしも大原くんに協力するよ…」
林田社長はそう満面の笑みを浮かべ、そして私の手を両手で握ってきたのだ。
越前屋の名前を出した途端に、林田社長の心の警戒心も解けたようであった…
これも彼女の不思議な魅力の一つなのかもしれない。
いや、間違いない…
「では早速、明日から動きます、まず、新潟支社に行ってきますから」
「うむ、わかった、これからなんとか頑張っていこう」
これで林田社長は味方になった…
後は今夜、山崎専務に話しを通すだけである。
「あ、もちろんこの件は山崎専務にもお話しはしてあります」
実はそれは嘘であった…
いや、決して嘘、ウソではなく、もちろん簡単な概略は雑談の感じで話しはしてあり、それを今夜話しをしようと考えていたのだ。
ただ、その順番が逆になっただけである…
なぜなら、その呼び戻すという人事異動は早急に辞令を出す準備をし、直ぐにでも実施しなくちゃならない。
だけど、まずはその前に、その当人の意思を確かめなくてはならない…
それはつまり、私が直接会って話しをする、場合によっては説得をする、そしてそれは直ぐに、早急にしなくてはならないからである。
「だから、まずは明日にでも新潟支社に行こうと思っているんです」
「え、新潟支社?
あ、そうか、青山くんか?」
「はい…」
いくら前常務に追い遣られていたとはいえ、さすが、林田社長である…
その資産運用に長けている青山某氏の存在はちゃんと把握していた。
「はい、後は………」
私は他の三人のメンバーの具体的な名前を挙げていく。
「うむ、なるほどなぁ…
で、どうやってそのメンバーに辿り着いたのかな?」
確かに、私はこの会社の吸収合併の動きに関わってまだ約一ヶ月程度であるから…
林田社長は、私のこのメンバーのピックアップに少し不思議そうな顔を浮かべる。
「あ、それは越前屋朋美が…」
「うん、あ、そうか、なるほどなぁ、彼女からかぁ」
すると、越前屋の名前を出した途端に直ぐに納得した顔になったのだ。
「そうか、越前屋くんか、そうか彼女がなぁ」
と、納得したかの様に呟いてくる。
「はい、いち早く、彼女は私の本意に賛同してくれて心よく協力してくれています」
「うん、彼女が味方なら大丈夫だろう…
もちろん喜んでわたしも大原くんに協力するよ…」
林田社長はそう満面の笑みを浮かべ、そして私の手を両手で握ってきたのだ。
越前屋の名前を出した途端に、林田社長の心の警戒心も解けたようであった…
これも彼女の不思議な魅力の一つなのかもしれない。
いや、間違いない…
「では早速、明日から動きます、まず、新潟支社に行ってきますから」
「うむ、わかった、これからなんとか頑張っていこう」
これで林田社長は味方になった…
後は今夜、山崎専務に話しを通すだけである。