シャイニーストッキング
第14章 もつれるストッキング3 常務取締役大原浩一
20 本来の越前屋の籍…
「律子くん、山崎専務に今夜のアポを取っておいてくれないか」
私は林田社長室から戻ると直ぐに、秘書である松下律子にそう頼んだ。
「あ…は、はい、承知しました…」
「うん、あ、越前屋くん、もう定時過ぎてるから大丈夫だよ」
と、今度は常務室でパソコンとにらめっこしていた越前屋朋美に言う。
「あ、はぁい、わかりましたぁ」
すると彼女は明るく応えてくる。
「色々ありがとうな、本当なら明日も頼みたいところなんだが、なかなかそうもいかないし、なにより佐々木くんに怒られちゃうからなぁ」
そうなのだ…
今、現在、彼女の籍は『新規プロジェクト準備室』の総合職に在籍中だから。
「はい、向こうでも色々あるんでぇ」
そうらしい、ゆかりもなにかと彼女を当てにしているみたいだし…
「ま、とにかく大至急、キミがピックアップしてくれた四人の異動を準備すりから、それに、万が一の時には説得の力を貸してくれよ」
そう…
この保険会社内の『ジャンヌ・ダルク』的であり『孤軍奮闘のヒロイン』的な存在である彼女の力はこれからまだまだ、いや、もっともっと必要になる筈だから。
「はぁい、わかりましたぁ、後ぉ、他のメンバーも考えておきますねぇ…」
越前屋朋美はその魅力溢れる満面の笑顔を浮かべながら、本当に明るく返事をしてきた。
「あ、大原常務、山崎専務様のアポイント取れました」
すると、話し終えた電話を片手に秘書の律子がそう伝えてくる。
「じゃあ、失礼しまぁす」
そしてその律子の言葉のタイミングで越前屋朋美は帰社した。
「いつものホテルで7時です」
「うんわかった、ありがとう」
いつものホテル…
それは山崎専務がメンバーの赤坂のホテルのメンバーシップラウンジを指す。
ま、林田社長の後出しにはなってしまちなたが、元々は以前から話しをしつないたから問題はなかろう…
とりあえず筋を通しておかなくては…
それに律子も一緒だから…
そして私と律子で赤坂のホテルへ向かう。
「律子くん、山崎専務に今夜のアポを取っておいてくれないか」
私は林田社長室から戻ると直ぐに、秘書である松下律子にそう頼んだ。
「あ…は、はい、承知しました…」
「うん、あ、越前屋くん、もう定時過ぎてるから大丈夫だよ」
と、今度は常務室でパソコンとにらめっこしていた越前屋朋美に言う。
「あ、はぁい、わかりましたぁ」
すると彼女は明るく応えてくる。
「色々ありがとうな、本当なら明日も頼みたいところなんだが、なかなかそうもいかないし、なにより佐々木くんに怒られちゃうからなぁ」
そうなのだ…
今、現在、彼女の籍は『新規プロジェクト準備室』の総合職に在籍中だから。
「はい、向こうでも色々あるんでぇ」
そうらしい、ゆかりもなにかと彼女を当てにしているみたいだし…
「ま、とにかく大至急、キミがピックアップしてくれた四人の異動を準備すりから、それに、万が一の時には説得の力を貸してくれよ」
そう…
この保険会社内の『ジャンヌ・ダルク』的であり『孤軍奮闘のヒロイン』的な存在である彼女の力はこれからまだまだ、いや、もっともっと必要になる筈だから。
「はぁい、わかりましたぁ、後ぉ、他のメンバーも考えておきますねぇ…」
越前屋朋美はその魅力溢れる満面の笑顔を浮かべながら、本当に明るく返事をしてきた。
「あ、大原常務、山崎専務様のアポイント取れました」
すると、話し終えた電話を片手に秘書の律子がそう伝えてくる。
「じゃあ、失礼しまぁす」
そしてその律子の言葉のタイミングで越前屋朋美は帰社した。
「いつものホテルで7時です」
「うんわかった、ありがとう」
いつものホテル…
それは山崎専務がメンバーの赤坂のホテルのメンバーシップラウンジを指す。
ま、林田社長の後出しにはなってしまちなたが、元々は以前から話しをしつないたから問題はなかろう…
とりあえず筋を通しておかなくては…
それに律子も一緒だから…
そして私と律子で赤坂のホテルへ向かう。