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シャイニーストッキング

第14章 もつれるストッキング3          常務取締役大原浩一

 29 三者三様の魅力

 律子はその自身の魅惑的で、そしてナイロン繊維独特の光沢の輝きのストッキング脚の爪先を私に向けて伸ばしてきたのである。

 その動きは正に私の昂ぶりの視線を意識した所作であった…
 そして私は情けないことに、その律子の魅惑的なストッキング脚から視線を外せない。

 ズキズキ…
 と、下半身の昂ぶりの疼きを自覚する。

 な、なんて事だ…
 ここ最近の自分自身を鑑みても、この昂ぶりの疼きには驚きを隠せない。

 本当にいつからこんなに性欲絶倫になってしまったのか?…

「毎朝、毎日、わたしの脚を、ストッキング脚を見てくれて、わたしは、ううん、わたし自身も嬉しいの…」

 目の前に律子のこの魅惑のストッキング脚が…
 そして更にフェチ心の性癖を刺激し、昂ぶらせてくる三日月型に補強された爪先が、ゆらゆらと揺れている。

 ウズウズ…

 ドキドキ…

 あぁ…
 触りたい…
 舐めたい…
 爪先にキスしたい…
 心の中の変態的なストッキングフェチという性癖が昂ぶってきていた。

 本当に律子の脚は、ストッキング脚は美しく、魅惑的である…

 佐々木ゆかりの脚、ストッキング脚は…
 どちらかというと、筋肉質な美しさ。

 また蒼井美冴の脚、ストッキング脚は…
 細くしなやかな艶めかしい美しさがある。

 そしてこの松下律子の脚、ストッキング脚は…
 膝下がスゥっと長く、そして柔らかな筋肉質の全体的にシルエットが美しい。

 そんな三者三様の美しさ、艶気、魅惑さがあるのだが…
 律子の脚は、ストッキング脚は、その美しいシルエットと相まって、匂い立つような艶気を放ってくるのである。

 だからこそ、その爪先を、いや、ストッキング脚全体にキスしたくなり、尚且つ、嗅ぎたいという想い、欲求が湧いてしまう…
 そしてなぜか、そんな律子の魅惑のストッキング脚は、いや、爪先は、臭くはない、どちらかといえばナマめかしい甘さを感じてしまうのだ。

 律子はよく、私の体臭が甘くて好きだ…
 と、云ってくるのだが、私の方こそ、このナマめかしい甘さの香り画堪らない、いや、堪らなく好きなのである。

 私はそんな事を想い、その爪先を見つめ、そして無意識に両手で包み込む様にそっと掴んだ…

「あ……い、いや、だ、ダメ、まだダメよ…」
 するとそう喘ぐ様に呟いてきた。




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