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シャイニーストッキング

第14章 もつれるストッキング3          常務取締役大原浩一

 169 昂ぶる甘い香り(6)

「あっ、ううっ、り、律子ぉっ」
 そして私は、3日目にして、つまりはここ最近の射精未遂の3回目にしてついに、律子の口の中で爆発してしまう。

 それも…
 違和感を感じる程の大爆発の大量な射精であり、快感の強い射精感ともいえた。

「むぅ、うぅ…
 凄ぉい、沢山出ましたねぇ…」
 律子は優しい笑みを浮かべ、ティッシュペーパーに戻しながらそう囁いてくる。

 うわ、本当だ…
 そして私自身もその自ら吐き出した量の多さに違和感を、いや、戸惑いを感じてしまっていた。

 いくら3連チャン未遂の未射精だったとはいえ…
 そう、私はそれ以前の約二カ月間、まるで女難といえる程に紆余曲折あって、ヤリ過ぎる程にヤリまくり、彼女達を抱いてきていたから。

 だからこそ、3連チャンの未遂の未射精がちょうど良いくらいであった筈なのに、この多量の量は?… 
 と、そんな戸惑いと違和感をも感じてしまうのだ。

「わたしのせいで未遂続きでしたしね」
 と、律子は笑みを浮かべながらもひと安心したかの様な感じて言ってくる。

 確かに律子の寝落ちのせいの未遂続きといえる感じではあったのだが、逆に私には好都合といえたのだが…
 この大量の量を見ると違うのだろうか。

 だが、今までを顧みても私は絶倫無双では決してない…
 十代のヤリたがり全盛期だってこれほど立て続けてという経験もなく、逆に今が一番の全盛期みたいな、特別なこの二カ月間といえるのだが。

「でもこんなに出たんだから、スッキリできましたよね」
 と、どうやら3連チャン未遂の責任をこの大量の量を見て詫びてくる。

「あ、う、うん、ありがとう、気持ち良かったよ」
 さすがにこの大量の量の違和感については言えはしないし、それに本当にいつもより強い射精感の快感によりスッキリした余韻が続いていたから、私は素直にこの律子の優しい愛情の想いの言葉に感謝した。

「あ、そう、どうしますか?」
 時刻はまだ午前6時を少し過ぎた辺りであり…
 律子はおそらくまたもう少し寝るか?
 それとも起きちゃうのか?
 と、訊いてきたのだと思われる。

 私は今日は、新潟支社には午前9時くらいには顔を出して、もう一度少しだけ永岡支社長と話そうとは思っていたから…
「うん、もうこのまま起きちゃうかな」
 と、そう告げた。



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