
シャイニーストッキング
第4章 絡まるストッキング3 大原本部長と佐々木ゆかり部長
78 美冴の想い ③
「違ってたの…最初は確かに『黒い女』と、皆と同じように面白おかしく見ていたのよ…」
だけど…
「だけど、次の日からは違ったの…
わたしと同じように、美冴さん、貴女の女としての魅力に…気づき、そして魅了された目をし始めてきたの…」
「………」
さすがにその頃の事は意識もしていなかったから驚いた、そして返す言葉がなかったのだ。
そしてどう反応してよいかわからなかった。
「その彼の目は、まるでわたしと同じ目、そう、女としての美冴さんの魅力に魅了され、魅せられた目になっていったのよ…」
「そして…」
「そして…」
わたしは訊き返す。
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…
昂ぶりが更に増してきていた。
「彼の、美冴さんを見る目も、わたしを見る目も同じになったの…」
「そ、それって…」
それは…
「そうよ、男の、オスの目よ…」
「そ、そんな…」
さすがにわたしは驚き、そして絶句する。
それには本当に驚いてしまう。
あの頃はだいたいが当時の大原部長の事など存在は知ってはいたが、確か1、2度、チラっと見掛けただけで、ましてや話しなど、いや、声すら聞いた事がなかったのである。
だからそんなオスの目などと、突然ゆかりさんから云われても、正に青天の霹靂の想いなのであったのだ。
ただ、一緒の職場にいただけなのだから…
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…
ヤバい、この昂ぶりはヤバい感じだ…
でも、なぜ、こんなに昂ぶってくるのだろうか…
この目の前にいる美しいゆかりさんのなんとなく、やや、興奮したような、少しだけ高揚している表情と、このさっきからわたしを見つめてきている憧憬の目のせいなのかもしれなかった。
そしてゆかりさんの激白は止まらない…
激白は続いていく。
「そしてわたしは彼のそのオスの目に、生まれて初めて嫉妬を嫉妬心を感じたの…」
「嫉妬…」
そうだったのか、あの頃のあの目は嫉妬心の意味もあったのか…
「そう、恥ずかしながら、わたしはそれまで、全てに恵まれて育ち、ほぼ競争もなくきたので他人を羨んだり、憧れたりした事がなかったの…」
「………」
「だから、初めての嫉妬、嫉妬心を覚えたの…」
「………」
なんてことなの…
「違ってたの…最初は確かに『黒い女』と、皆と同じように面白おかしく見ていたのよ…」
だけど…
「だけど、次の日からは違ったの…
わたしと同じように、美冴さん、貴女の女としての魅力に…気づき、そして魅了された目をし始めてきたの…」
「………」
さすがにその頃の事は意識もしていなかったから驚いた、そして返す言葉がなかったのだ。
そしてどう反応してよいかわからなかった。
「その彼の目は、まるでわたしと同じ目、そう、女としての美冴さんの魅力に魅了され、魅せられた目になっていったのよ…」
「そして…」
「そして…」
わたしは訊き返す。
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…
昂ぶりが更に増してきていた。
「彼の、美冴さんを見る目も、わたしを見る目も同じになったの…」
「そ、それって…」
それは…
「そうよ、男の、オスの目よ…」
「そ、そんな…」
さすがにわたしは驚き、そして絶句する。
それには本当に驚いてしまう。
あの頃はだいたいが当時の大原部長の事など存在は知ってはいたが、確か1、2度、チラっと見掛けただけで、ましてや話しなど、いや、声すら聞いた事がなかったのである。
だからそんなオスの目などと、突然ゆかりさんから云われても、正に青天の霹靂の想いなのであったのだ。
ただ、一緒の職場にいただけなのだから…
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ…
ヤバい、この昂ぶりはヤバい感じだ…
でも、なぜ、こんなに昂ぶってくるのだろうか…
この目の前にいる美しいゆかりさんのなんとなく、やや、興奮したような、少しだけ高揚している表情と、このさっきからわたしを見つめてきている憧憬の目のせいなのかもしれなかった。
そしてゆかりさんの激白は止まらない…
激白は続いていく。
「そしてわたしは彼のそのオスの目に、生まれて初めて嫉妬を嫉妬心を感じたの…」
「嫉妬…」
そうだったのか、あの頃のあの目は嫉妬心の意味もあったのか…
「そう、恥ずかしながら、わたしはそれまで、全てに恵まれて育ち、ほぼ競争もなくきたので他人を羨んだり、憧れたりした事がなかったの…」
「………」
「だから、初めての嫉妬、嫉妬心を覚えたの…」
「………」
なんてことなの…
