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シャイニーストッキング

第5章 絡まるストッキング4 和哉と美冴1

 92 ギリギリの自慰

 5年振りのリアル美冴は、あの頃以上に堪らなく魅力的になっていた、だからその姿を想い浮かべるだけでも激しく胸が昂ぶってしまう。
 そしてそのリアルさが昂ぶる射精感に拍車を掛けてくる。

 ズキズキ、ズキズキ、ズキズキ…


 あぁ、やばい、射精る、出ちゃう…

 「あっ、くっ、うぅ…」


 ズキズキ、ズキズキ、ズキズキ…

『まだ射精しちゃダメよ…』

 えっ…

 その時、脳裏に美冴さんのそんな囁きが聞こえたのだ。
 そして僕はその声に従うように射精寸前で根元を、ギュッと握って必死に堪えたのだ。

 あうっぅ、み、美冴さん…

 再び脳裏にはさっきのファミレスで一瞬見た5年振りのリアル美冴の顔が、そしてひと言だけ聞こえた久しぶりのあのややハスキーな声が浮かび、聴こえてきたのである。

 僕は、真実(まみ)という彼女が出来てからはこの自慰行為も久しぶりであった。
 そして突然の美冴さんとの再会で思わずに昂ぶって自らを握り、シゴキ始めたのだが
 心の奥に 
 まだ、イクな、堪えろ…
 と、そんな自制の想いが湧いたのである。

 我慢すればするほど気持ちよいんだから、そしてせっかくの5年振りの執念で引き寄せた再会を愉しめ…
 と、心がそう囁いてきたのだ。

「み、み…さえ…さん…」

 僕は思い直し、ベッド上の自らの態勢を改め直し、再び、猛々しく脈打っている自分のペニスを握り直す。

 そして脳裏にさっきのリアル美冴を想い浮かべ、唇を舐め、あの魅惑的な足指の味を思い出していく。

「あっああっ…」
 左手でペニスを握り、右手の人差し指で乳首を弾く。

 ああ…

 そして大きく息を吸い込み、美冴さんの香りを想い出す。

 ギュッ、ギュッ…

 少しでも長引かせる為に、そしてこの快感を愉しむ為にもまだシゴかずに、左手で根元をギュッ、ギュッと握る。

 あぁ…みさえ…さん…あぁ…いいぃ…

 ギュッ、ギュッ…

 そして同時に乳首を弾き、舌を、唇を想像の中で美冴さんに絡ませていく。

ギュッ、ギュッ、ギュッ…




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