
シャイニーストッキング
第6章 絡まるストッキング5 和哉と健太
19 浮かぶ想い
「ええー、素敵なマンションじゃないの…」
わたしは本気でそう言ったのだ。
てっきり健太のマンションはワンルームか、1LDK位だと勝手に思い込んでいたし、初台という新宿西口がほぼ目の前の立地であったからそうなのだろうと、軽く高をくくっていたのであった。
だが、今、目にしている健太のマンションは、独身男のマンションとしては、いや、仮に新婚夫婦としてもかなりお洒落な、高級マンションであったのだ。
それは25階建てマンションの、20階の部屋のメゾネットタイプの変則的な1LDKマンションで、オープンキッチンの約18畳のリビングルームの中心にらせん式の階段があり、2階には8畳のベッドルームがある。
「なんかすごい部屋ねぇ、それに綺麗にしてるじゃないの…」
わたしは部屋を見ながら半分呆れ、半分は羨望の意味でそう云った。
健太って、やっぱりお坊ちゃまくんだったんだ…
見た目から育ちのよさそうな、お坊ちゃまくんの雰囲気を纏ってはいたのだが、やはりそうなんだ…
と、改めて思っていたのである。
「母親と別れた時に父親が、投資目的で所有していたこのマンションを俺にくれたんですよ…」
「へぇ、そうなんだぁ…」
そう呟きながら、
やっぱりお坊ちゃまくんだわ…
と、思いながら、らせん式階段を昇り、ベッドルームを覗く。
こんな高級マンションの部屋に、わたしは興味津々なのであった。
「あっ…」
ベッドルームを覗いた瞬間に思わず声を漏らしてしまう。
「えっ、なんですか…」
「このダブルサイズのベッドが…
なんか、いやらしいわぁ…」
わたしはそう笑いながら思わず呟いた。
でも、本気でそう思ったのである。
「そ、そんなぁ…
今まで、この部屋に女性を連れてきたことなんてないんですよ…」
健太はそう呟きながら、わたしを後ろから抱き締めてきたのだ。
「美冴さんが初めてなんだから…」
「あぁ、健太さん…そんな調子のいいこと…
それってみんなに云ってるんでしょう…」
「本当ですよ、美冴さんが初めて…」
健太はそう呟きながらキスをしてくる。
「ああ、健太さん…」
えっ、わたしは嫉妬をしているのか…
そんな後ろからの不意な健太の抱擁に、わたしは思わずドキッとしてしまう、そして胸がザワザワしてきたのだ。
「ええー、素敵なマンションじゃないの…」
わたしは本気でそう言ったのだ。
てっきり健太のマンションはワンルームか、1LDK位だと勝手に思い込んでいたし、初台という新宿西口がほぼ目の前の立地であったからそうなのだろうと、軽く高をくくっていたのであった。
だが、今、目にしている健太のマンションは、独身男のマンションとしては、いや、仮に新婚夫婦としてもかなりお洒落な、高級マンションであったのだ。
それは25階建てマンションの、20階の部屋のメゾネットタイプの変則的な1LDKマンションで、オープンキッチンの約18畳のリビングルームの中心にらせん式の階段があり、2階には8畳のベッドルームがある。
「なんかすごい部屋ねぇ、それに綺麗にしてるじゃないの…」
わたしは部屋を見ながら半分呆れ、半分は羨望の意味でそう云った。
健太って、やっぱりお坊ちゃまくんだったんだ…
見た目から育ちのよさそうな、お坊ちゃまくんの雰囲気を纏ってはいたのだが、やはりそうなんだ…
と、改めて思っていたのである。
「母親と別れた時に父親が、投資目的で所有していたこのマンションを俺にくれたんですよ…」
「へぇ、そうなんだぁ…」
そう呟きながら、
やっぱりお坊ちゃまくんだわ…
と、思いながら、らせん式階段を昇り、ベッドルームを覗く。
こんな高級マンションの部屋に、わたしは興味津々なのであった。
「あっ…」
ベッドルームを覗いた瞬間に思わず声を漏らしてしまう。
「えっ、なんですか…」
「このダブルサイズのベッドが…
なんか、いやらしいわぁ…」
わたしはそう笑いながら思わず呟いた。
でも、本気でそう思ったのである。
「そ、そんなぁ…
今まで、この部屋に女性を連れてきたことなんてないんですよ…」
健太はそう呟きながら、わたしを後ろから抱き締めてきたのだ。
「美冴さんが初めてなんだから…」
「あぁ、健太さん…そんな調子のいいこと…
それってみんなに云ってるんでしょう…」
「本当ですよ、美冴さんが初めて…」
健太はそう呟きながらキスをしてくる。
「ああ、健太さん…」
えっ、わたしは嫉妬をしているのか…
そんな後ろからの不意な健太の抱擁に、わたしは思わずドキッとしてしまう、そして胸がザワザワしてきたのだ。
