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シャイニーストッキング

第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2

 186 最後の夜(48)

 僕の足に美冴さんのストッキング脚のザラザラ感が感じられ、そしてお互いのカラダ同士の密着感が堪らない心地よさを生んできていた。

 ああ、この密着感がより美冴さんを感じられて気持ちいい…
 
 美冴さんの体温…

 息遣い…

 胸の鼓動…

 そしてこの密着感による一体感…

 正に美冴さんという存在を心とカラダに刻み込むのには打って付けの態勢、体位といえるのだ。
 
 だが、この態勢は少々、感じ過ぎてしまう…
 それに、ただでさえ『最後の夜』なのである。
 そしてできれはずうっと今夜は一晩中こうして出来る限り美冴さんを抱き締めながら抱いて、愛して、ヤリ続けていたい…
 という、そんな想いもあったのだ。

 だが、こうした想いが心をより昂ぶらせてしまうのであろう…
 無意識に腰が動き始めてしまうのである。

 ああ、落ち着け…

 慌てるな…

 ゆっくりだ…

 美冴さんだってさっき、僕を感じたい…と、云ってくれたのだ。

 慌てるな…

 ゆっくりだ…

 だが、どうしても、無意識に腰が微かに動いてしまう。

 あっ…

 美冴さんの腰が…

 ゆっくりだけど動いてきている…

「はぁぁ…」
 そして、ため息とも、喘ぎとも、どちらともいえない吐息を漏らしてきた。

 美冴さんだって感じて…

 堪らずに動いてきているんだ…

 いや、お互い無意識に、自然に快感を求めて動いてしまうのであろう…

「あ…、あぁん…
 あ…あんん…んん……」

「み、美冴さん…」

 僕達は最後に向けて、お互いが昂ぶっていく…
 



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