
シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
10 ゆかりとの電話 ①
「………で、そんな流れで突然ゴルフに連れて来られたんだ」
『うわぁ、なんかすごい話しですねぇ…』
と、軽井沢の我が社直営のホテルの部屋からゆかりと電話で話していた。
私はあの松本副社長室で、まるで派閥の入閥試験の如くに対面をし、その試験に合格した答えとして突然ゴルフに誘われ、午後からハイヤーでこの軽井沢のホテルへとやって来たのである。
そして夕方5時から松本副社長を含めた今回のゴルフのメンバー達と、夕食を済ましてからのこのゆかりとの電話であった。
今回のゴルフのメンバーは
松本副社長…
山崎専務…
吸収合併した保険会社の林田社長…
そして私の4人であった。
本来は吸収合併した保険会社の高田専務が予定されていたのであるが、松本副社長の閃きにより急遽私を誘った事で、高田専務は干されてしまったカタチとなったらしい。
それを鑑みても、パワーバランスの力の差、大きさが分かるというモノなのである。
そして意外な事に『英雄、色を好む』
の諺があるのだが、松本副社長はその諺の真逆らしく、酒は嗜む程度、そして色である女にも真面目らしく、愛妻家で夜の銀座も付き合い程度で自ら好んでは出掛けないらしい。
その代わり、どちらといえば美食家、グルメであり、後はスポーツ観戦、そして自分でするゴルフが大好きらしいのだ。
『へぇ、なんかそれは意外ですねぇ』
「そうだろう、てっきり今夜は高級コンパニオンでも呼んでの酒盛りになるのかって冷や冷やしていたんだ」
おそらく山崎専務仕切りであったならばそうなっていた筈なのである。
『なんか残念そう…』
「何、バカな事言ってんだよ」
『うふ、嘘ですよ、本部長の事は良く分かってますから…』
最近のゆかりは、そんな感じでよく私を弄ってくる、だが、それがまた私の心を刺激してくるのだ…
「………で、そんな流れで突然ゴルフに連れて来られたんだ」
『うわぁ、なんかすごい話しですねぇ…』
と、軽井沢の我が社直営のホテルの部屋からゆかりと電話で話していた。
私はあの松本副社長室で、まるで派閥の入閥試験の如くに対面をし、その試験に合格した答えとして突然ゴルフに誘われ、午後からハイヤーでこの軽井沢のホテルへとやって来たのである。
そして夕方5時から松本副社長を含めた今回のゴルフのメンバー達と、夕食を済ましてからのこのゆかりとの電話であった。
今回のゴルフのメンバーは
松本副社長…
山崎専務…
吸収合併した保険会社の林田社長…
そして私の4人であった。
本来は吸収合併した保険会社の高田専務が予定されていたのであるが、松本副社長の閃きにより急遽私を誘った事で、高田専務は干されてしまったカタチとなったらしい。
それを鑑みても、パワーバランスの力の差、大きさが分かるというモノなのである。
そして意外な事に『英雄、色を好む』
の諺があるのだが、松本副社長はその諺の真逆らしく、酒は嗜む程度、そして色である女にも真面目らしく、愛妻家で夜の銀座も付き合い程度で自ら好んでは出掛けないらしい。
その代わり、どちらといえば美食家、グルメであり、後はスポーツ観戦、そして自分でするゴルフが大好きらしいのだ。
『へぇ、なんかそれは意外ですねぇ』
「そうだろう、てっきり今夜は高級コンパニオンでも呼んでの酒盛りになるのかって冷や冷やしていたんだ」
おそらく山崎専務仕切りであったならばそうなっていた筈なのである。
『なんか残念そう…』
「何、バカな事言ってんだよ」
『うふ、嘘ですよ、本部長の事は良く分かってますから…』
最近のゆかりは、そんな感じでよく私を弄ってくる、だが、それがまた私の心を刺激してくるのだ…
