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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 56 感極まる想い

  ああ、堪らなく気持ちいい…

 私はゆっくりと腰を前後に動かしながら怒張を出し入れし、きよっぺ独特の膣内の快感を味わいながら愉悦の想いを感じていた。

 今だから…

 今の40歳迄に、そこそこにある程度、様々な女というモノを経験してきているからこうして快感に堪えられているけれど…

 こんなにきよっぺの中が気持ち良かったのならば…

 あの中一の、13歳のあの頃だったならば1分と保たすに、いや、堪え切れずにあっという間に漏らしてしまっただろうなぁ…
 と、私はしみじみと快感を堪え、味わいながらそう想っていた。

「ぁぁ…ふ…ぅ……ん…」
 すると彼女は、私のゆっくりした動きによってもたらされる快感に必死に耐えるかの様に、そしてまた喘ぎ声を漏らすまいと両手で自らの口元を押さえてきたのだ。

『わたしってなんか声が大きくて恥ずかしいわ…』
 当時、彼女はよくこう云って私が指先や、唇、舌先で愛撫をしていた時に、こうして口元を手で押さえ、必死に喘ぎ声を押し殺していたのだった。
 誰も居ないタイミングを見計らっての彼女宅での逢瀬であったのだが、なにしろ当時は二人共まだ中学生であった、だから私達の心の中にはお互いを、手指や口唇で愛し合うこの行為に対して禁断的な背徳感がたっぷりとあったのである。
 だから昂ぶって喘ぎ声が漏れる事に対して、当時の彼女は罪悪感を感じていた様だった事はまだ幼い私にもなんとなく分かっていたのだ。

 だが、今も、こうして、手で押さえるなんて…

 その様子を見た瞬間に私の心は完全にあの頃の、あの中学生だった当時の想いに還ってしまい、感極まってしまった。
 そしてその心の昂ぶりと同時に強い快感の欲求が沸き起こり、一気に腰のピストンの動きを速めていく。

「はっ、ふっ、ふっ、ふっ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 その動きと共にベッドが軋む。

「は……あ……うぅ……」
 押さえている口元から喘ぎ声が漏れてくる。

 ああ、きよっぺ…

 きよっぺ…

 ああ…

 まるで怒張が蕩けるような快感を感じながら、感極まってしまい、心の中で彼女の名前を連呼する。





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