
シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
70 積み重なる罪悪感
青春云々なんての綺麗ごとでは無いのだ、いやらしいオスの、男のサガ、そして女を常に欲し、求めるという本能なのだ…
所詮、青春云々なんて言い訳なのである。
そしてゆかりに対しての罪悪感が、彼女と話せば話すほどに、こうして必死に嘘をついて繕っていけばいくほどに、心が激しく揺らぎ、罪悪感がどんどんと積み重なっていくのだ…
かといって、ゆかりという存在感は、私の心の中では唯一無二の大切な一番の存在なのである、正に愛していると間違いなくいえるし、今、最も大切な、かげがえのない存在であり、存在感なのである…
だが、そんな思いとは矛盾して、こうして、美冴、律子、そして新たにきよっぺという女達が一人、また一人と私の心に住み着いていくのであった。
一つ一つと、罪悪感がどんどんと積み重なっていく…
そして段々と高くなっていき…
それは………
そう想っているとゆかりは話しを続けてくる。
『…でも、理由が理由ですから大丈夫です、15日の夜まで我慢します…ね』
と、おそらく彼女は、精一杯の我慢と虚勢を張ったそんな言葉を言ってきたのだ。
その言葉がまた新たな私の罪悪感を生み、そしてまた一つ高く積み重なっていく…
「ああ、うん…すまないな」
私はそう謝るしかなかった。
昨夜までは本当にゆかりに逢いたかっのだ…
抱きたかったのだ…
愛したかったのだ…
いや、今でも本当にそうは思っている…
だが…
だけど、一昨夜の電話の時ほどの昂ぶる思いではないのだ…
それは…
新たに心の中に増えた、きよっぺ、という存在感のせいなのである。
今は…
今は、きよっぺという元カノという存在を、あの昔に、ヤり損ねた青春の心残りを完全に打ち消す為にも、今夜じっくりと愛するんだ、とことんヤるんだ…
と、いう思い、願望が心の底で沸々とたぎっているからなのだと思うのだ。
『でも…あれですか』
「うん?、あれって?」
『お父様の10周忌のご法事の予定は13日ですよね?…
そして今日は11日ですし…』
「うん…」
何が言いたいんだ?…
『今夜も、明日の12日もアレですねぇ…
そうかぁ、丸々暇になっちゃう訳なのかぁ…』
「えっ…」
そのゆかりの言葉に、ドキッとしてしまう…
青春云々なんての綺麗ごとでは無いのだ、いやらしいオスの、男のサガ、そして女を常に欲し、求めるという本能なのだ…
所詮、青春云々なんて言い訳なのである。
そしてゆかりに対しての罪悪感が、彼女と話せば話すほどに、こうして必死に嘘をついて繕っていけばいくほどに、心が激しく揺らぎ、罪悪感がどんどんと積み重なっていくのだ…
かといって、ゆかりという存在感は、私の心の中では唯一無二の大切な一番の存在なのである、正に愛していると間違いなくいえるし、今、最も大切な、かげがえのない存在であり、存在感なのである…
だが、そんな思いとは矛盾して、こうして、美冴、律子、そして新たにきよっぺという女達が一人、また一人と私の心に住み着いていくのであった。
一つ一つと、罪悪感がどんどんと積み重なっていく…
そして段々と高くなっていき…
それは………
そう想っているとゆかりは話しを続けてくる。
『…でも、理由が理由ですから大丈夫です、15日の夜まで我慢します…ね』
と、おそらく彼女は、精一杯の我慢と虚勢を張ったそんな言葉を言ってきたのだ。
その言葉がまた新たな私の罪悪感を生み、そしてまた一つ高く積み重なっていく…
「ああ、うん…すまないな」
私はそう謝るしかなかった。
昨夜までは本当にゆかりに逢いたかっのだ…
抱きたかったのだ…
愛したかったのだ…
いや、今でも本当にそうは思っている…
だが…
だけど、一昨夜の電話の時ほどの昂ぶる思いではないのだ…
それは…
新たに心の中に増えた、きよっぺ、という存在感のせいなのである。
今は…
今は、きよっぺという元カノという存在を、あの昔に、ヤり損ねた青春の心残りを完全に打ち消す為にも、今夜じっくりと愛するんだ、とことんヤるんだ…
と、いう思い、願望が心の底で沸々とたぎっているからなのだと思うのだ。
『でも…あれですか』
「うん?、あれって?」
『お父様の10周忌のご法事の予定は13日ですよね?…
そして今日は11日ですし…』
「うん…」
何が言いたいんだ?…
『今夜も、明日の12日もアレですねぇ…
そうかぁ、丸々暇になっちゃう訳なのかぁ…』
「えっ…」
そのゆかりの言葉に、ドキッとしてしまう…
