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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 136 オスの本性の叫び

 もう1人の自分自身が、次から次へと慟哭してくる。

 罪悪感…

 それは自分自身を正当化したいが為のただの言い訳だ…

 罪悪感…

 そしてそれでは、決して自分自身のオスの本性の欲望を抑える事など出来やしない…

 罪悪感…

 ただの言い訳の言葉に過ぎない…

 だから迷うな…

 戸惑うな…

 女達が寄ってくるからモテ期、それとも女難…

 そんなのはどうでもいいんだ…

 それはオレに、自分に、男の、オスの、メスを、魅きつける艶気、魅力があるからなんだ…

 だから迷うな…

 来る者は拒まず…だ。


 そう、心が激白し、叫び、慟哭をしてくる。

 そして私は傍らのきよっぺを見る。

 ほら、求めてきているじゃないか…

 この目はオレを欲しがっているんだ…

 私はその本性の囁きの導きのままに彼女の唇を吸い、舌を絡め合いながら、肩を抱き締めていく。

「はぁ、うぅ、こっぺぇ…」
 彼女も、再び、すっかりと欲情の想いに昂ぶってきている様である。
 そう喘ぎ声を漏らしながら、私の舌を夢中になって吸ってくるのだ。

 また再び、2人の欲情の昂ぶりがズキズキと激しくなってきていた…


 ゆかりへの罪悪感…

 それは更に高く、高く、遥か高く積み重なったのだが、簡単に呆気なく崩れ落ち、そして消えたのだ。

 いや、隠れた…のだ。

 罪悪感など、昂ぶってしまったオスの欲望の本能の前では隠れてしまうのである…

 だが…

 ゆかりへの愛…

 律子への想い…

 美冴への魅惑の想い…

 きよっぺへの愛情…

 これらは変わらないし、隠れるだけで、決して消えることは無いのである。

 そしてこれが、オスの欲望に対してのズルい本性といえるのだ…


 ただ…

 ただ、ヤりたいだけなんだ…

「はぁ、んん…」
 そして私はきよっぺの乳房を揉みしだきながら唇を離し、ゆっくりと舌先を這わせながら顔を下へと降ろしていく。

「あ、あぁぁん、こっぺぇ…」

 どうやら彼女はもう、喘ぎ声は押さえないみたいである…





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