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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 139 潮吹き

 こ、これは、これが、潮吹きってヤツなのか…
 それは私自身の今までの経験でも初めてであったのだ。

 初めて見た…
 
 潮吹き…
 若い時分、性に興味津々だった頃にエロ本や、セックスhow to本等でよく読んだ記憶があるのだが、その後、色々と歳を経て、経験を積み重ねてきても全くそんなモノには縁がない…
 そう思っていた。

 だが、今、目の前で、現実に、この『潮吹き』という現象を目の当たりにしたわけで…

 初めて見た…

 本当にあったんだ…
 そう驚いていたのである。

「………あ、ぁぁ…うぅぅ………」
 きよっぺが意識を覚醒してきた。

「………あぁ、ご、ごめん…
 わたし…
 わたし…
 なんか、お、おしっこ漏らし…ちゃった…みたい…」
 と、高揚し、涙目になって言ってきたのである。

 おしっこ漏らしちゃった… 
 
 そう思うのは無理もない…

 この私だって初めての経験なのだ。

「ううん、きよっぺ違うよ、おしっこじゃないよ…
 これはさぁ、『潮吹き』ってヤツなんだ…」

「えっ…、『潮吹き』って…」

 解らないのも仕方がない…
 だが、おしっこを漏らしてしまったとは思わせたくはなかった。

「うん、そう『潮吹き』って現象でさ、究極に絶頂感や、いわゆる
『エクスタシー』ってレベルの激しく深い快感の昂ぶりを体験すると、何らかの仕組みのせいでおしっことは違う、ナニかを漏らしてしまう…らしいんだよ」

 オレもそこまでは詳しくはないんだ…
 とも、付け加える。

「え…、『エクスタシー』って…
 確かに…
 本当に、もの凄く感じたけど…」
 そう呟きながら、自らアソコへ手を添えていく。

「まだジンジンするの…」

「こんなに感じたことなんて無いの…」

「頭の中が真っ白になったの…」
 と、彼女はそう続けざまに呟いてきたのだ。




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