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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 141 男の義務

「こっぺって優しいんだね…」

「いや、これは、愛する女を感じさせるってことはさ…」

「うん…」

「男の義務だからさ…」
 そう呟くと…
「あぁ…、うん…」
 きよっぺは、大きな瞳から涙を溢れさせてきたのである。
 頬に一筋の涙が伝って流れ落ちていく。
 
 そう…

 愛する女を感じさせるのは…

 男として当たり前、義務なのだ…

 そしてこの歳になり、経験を経たこの歳となった今…

 当たり前であり、そう努力するべきなのだ…
 と、思うのである。

 そして、それが愛、愛情の重さなのだと思われる…

「あ、愛…なんだ…」
 彼女はそう呟いた。

「ああ、うん、愛だよ…」

「あの、あの人は…
 ただ射精できればいい…みたいな感じだった…」
 と、ボソッと呟いてきた。

 なんとなくそんな感じが伝わってはいた…

「ま、そんな男もいるさ…」
 私はそう言いながら、再び彼女を抱き寄せる。

「あぁ、こっぺ…」
 きよっぺはそう呟きながら唇を寄せてくる。
 そして再びキスをする。

「あっ、すごっ…」
 すると彼女はまたゆっくりと頭を持ち上げ、脈打ち始めてきた怒張に気付き、そう感嘆の声を漏らしてきた。

「あ、いや、まだ…」
 そう、私はまだイッてはいなかったのである。
 だがついさっき、この約3週間で約13回もしたんだ…
 と、思い返して我ながら呆れ果てていた事を思い出して、少し恥ずかしく感じていた。

 まったく…
 我ながら本当に呆れてしまう。

「ねぇ、でもちょっと待って…」
 唇を離し…

 こんなにシーツをびしょびしょにしちゃったから交換しないと…
 そう言ってきた。

「あと、シャワーも浴びたいし…」
 そしてそうも言ってきたのだ。


 

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