
シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
181 歳の差…
「わたしの電話はさぁ、彼氏から…」
するとノンはそう、ハッキリと言ってきたのだ。
「彼氏から…」
「うん、そうなの、年下のさぁ…
あ、ホントに若いんだよぉ、驚きの28歳なの…」
「えっ、28歳って…」
それは本当に驚いた。
「一回りじゃないか…」
思わず呟いてしまう。
あ、律子も28歳だ…
あ、武石健太も28歳だった…
違う意味で騒めいてくる。
若さか…
そして私自身の最大の不惑な想いの根源でもある『若さ』と、いうモノへのジリジリとした想いが浮かんできていた。
だが、若さだけには抗えない…のだ。
「うん、そうなのよぉ…
やっぱりさぁ他のお店の美容師なんだけどさぁ…
モーレツなアプローチ掛けられてさぁ、仕方なくさぁ、付き合う事にしたんだわ…」
ノンはそう続けて説明をしてくるのだが、満更ではない感じではある。
「そうか…」
やはり、彼氏からの電話だったのか…
だが、思いも寄らない内容の律子からの電話の後だったせいもあるのか、さっき抱いた嫉妬心はもう落ち着いていた。
「でもね、その若さのせいもあってさぁ、すっごいやきもち焼きでさぁ、いっつもこうやって電話やメールしてくるのよねぇ…」
と、やはり満更でもない感じで話してきたのだ。
「そ、そうか、やきもち焼きかぁ…
若い証拠だよ、いや、若さは関係ないか…」
そう、まるでさっきの自分の抱いた嫉妬心に言い訳しているかの様に言ったのである。
「え、そうかなぁ…」
「うん、愛されてるんじゃないのか?」
「ふうん、愛ねぇ…」
そうノンは呟く。
「でもさ、マジでさ、今だけの付き合いにしようと思っていてさ…」
「え、何で?」
「だってぇ、一回りも違うんだよぉ」
私はノンのその言葉にドキッとしてしまう…
「今だけよ、今だけ…」
「そう…なのか」
「うん、そう…
だってさぁ、後2、3年経ったらさぁ、私はさぁ、42、3歳になっちゃうのよ、そして向こうはまだ30歳…」
確かにそうなのだ。
いくらノンが若く見えるとしても、さすがに20代には見えないし、ましてや30代前半も通用しなくなるであろう…
そしてそれは、そのまま私自身にも当てはまるのである。
私が45歳の時…
律子はまだ33歳だ。
ゆかりは…35歳か
「わたしの電話はさぁ、彼氏から…」
するとノンはそう、ハッキリと言ってきたのだ。
「彼氏から…」
「うん、そうなの、年下のさぁ…
あ、ホントに若いんだよぉ、驚きの28歳なの…」
「えっ、28歳って…」
それは本当に驚いた。
「一回りじゃないか…」
思わず呟いてしまう。
あ、律子も28歳だ…
あ、武石健太も28歳だった…
違う意味で騒めいてくる。
若さか…
そして私自身の最大の不惑な想いの根源でもある『若さ』と、いうモノへのジリジリとした想いが浮かんできていた。
だが、若さだけには抗えない…のだ。
「うん、そうなのよぉ…
やっぱりさぁ他のお店の美容師なんだけどさぁ…
モーレツなアプローチ掛けられてさぁ、仕方なくさぁ、付き合う事にしたんだわ…」
ノンはそう続けて説明をしてくるのだが、満更ではない感じではある。
「そうか…」
やはり、彼氏からの電話だったのか…
だが、思いも寄らない内容の律子からの電話の後だったせいもあるのか、さっき抱いた嫉妬心はもう落ち着いていた。
「でもね、その若さのせいもあってさぁ、すっごいやきもち焼きでさぁ、いっつもこうやって電話やメールしてくるのよねぇ…」
と、やはり満更でもない感じで話してきたのだ。
「そ、そうか、やきもち焼きかぁ…
若い証拠だよ、いや、若さは関係ないか…」
そう、まるでさっきの自分の抱いた嫉妬心に言い訳しているかの様に言ったのである。
「え、そうかなぁ…」
「うん、愛されてるんじゃないのか?」
「ふうん、愛ねぇ…」
そうノンは呟く。
「でもさ、マジでさ、今だけの付き合いにしようと思っていてさ…」
「え、何で?」
「だってぇ、一回りも違うんだよぉ」
私はノンのその言葉にドキッとしてしまう…
「今だけよ、今だけ…」
「そう…なのか」
「うん、そう…
だってさぁ、後2、3年経ったらさぁ、私はさぁ、42、3歳になっちゃうのよ、そして向こうはまだ30歳…」
確かにそうなのだ。
いくらノンが若く見えるとしても、さすがに20代には見えないし、ましてや30代前半も通用しなくなるであろう…
そしてそれは、そのまま私自身にも当てはまるのである。
私が45歳の時…
律子はまだ33歳だ。
ゆかりは…35歳か
