
シャイニーストッキング
第8章 絡まるストッキング7 本部長大原浩一
184 時の流れ…
私達は寿司屋を出て、ノンに手を引かれながら、彼女の自社ビルといえる1階に自分の美容室のある10階建ての駅前のビルのエントランスに入る。
「今夜は子供たちはおばあちゃんの家に泊まってるのよ」
エレベーターに乗るとノンは私の手を更に強く握り締めてそう言ってきた。
このビルは1階が自分の美容室、2階に母親の自宅兼管理事務所、2部屋の賃貸スペースがあり、また3階から5階までも貸事務所系の賃貸スペースとして各階に4部屋ずつあり、そして6階から10階までが各階6部屋の賃貸マンションスペースになっているそうである。
そしてノンの自宅は最上階の10階スペースの半分をペントハウス風にして子供たちと住んでいるそうだ。
「おかげさまでさぁ、貸事務所も賃貸マンションスペースも全部埋まっていて安泰なのよ…」
エレベーター内でそう呟いた。
「それは大したモンだなぁ」
「うん、元旦那に先見の目があったみたい、それに上手く駅前再開発とカブってさぁ、本当に有難いのよ」
ノンはそう呟きながら宙を見る。
「あの頃はボロ5階建てだったしね」
確かに、時代の流れ、時間の経過というモノを実感していた。
そしてこの今、目の前にいるこのノンの妖艶な艶気にも…
そんな時間の流れを実感していた。
あの22年前のノンは本当に、小さくて、明るくて可愛らしい、こんな艶気とは無縁な感じだったからなぁ…
私はそう想いながらノンを見る。
「あ、今、オバさんになったなぁって思って見てたでしょう」
苦笑いしながらそう言ってきた。
「ち、違うよ…」
「ううん、そうよ、そう思ってたぁ」
「いや、ずいぶんとさ…」
ずいぶん艶ッぽくなったなぁ…
そう言おうとしたらエレベーターが10階に到着する。
「さぁ…」
すると私の手を引き、玄関のドアを開けた。
「あ…ん…」
その玄関に入った瞬間にノンは、まるでスイッチが入ったかの様に私に抱き付きながらキスをしてきたのだ。
「あ…ふ…」
鼻腔にはノンの微かな甘いフレグランスの香りが漂ってきて、私のオスの本能を瞬く間に、そう、まるで媚薬の様に昂ぶらせてきた。
そして脳裏には、あの22年前の付き合い始めたばかりのヤりまくっていたノンの存在感が浮かんできたのである…
私達は寿司屋を出て、ノンに手を引かれながら、彼女の自社ビルといえる1階に自分の美容室のある10階建ての駅前のビルのエントランスに入る。
「今夜は子供たちはおばあちゃんの家に泊まってるのよ」
エレベーターに乗るとノンは私の手を更に強く握り締めてそう言ってきた。
このビルは1階が自分の美容室、2階に母親の自宅兼管理事務所、2部屋の賃貸スペースがあり、また3階から5階までも貸事務所系の賃貸スペースとして各階に4部屋ずつあり、そして6階から10階までが各階6部屋の賃貸マンションスペースになっているそうである。
そしてノンの自宅は最上階の10階スペースの半分をペントハウス風にして子供たちと住んでいるそうだ。
「おかげさまでさぁ、貸事務所も賃貸マンションスペースも全部埋まっていて安泰なのよ…」
エレベーター内でそう呟いた。
「それは大したモンだなぁ」
「うん、元旦那に先見の目があったみたい、それに上手く駅前再開発とカブってさぁ、本当に有難いのよ」
ノンはそう呟きながら宙を見る。
「あの頃はボロ5階建てだったしね」
確かに、時代の流れ、時間の経過というモノを実感していた。
そしてこの今、目の前にいるこのノンの妖艶な艶気にも…
そんな時間の流れを実感していた。
あの22年前のノンは本当に、小さくて、明るくて可愛らしい、こんな艶気とは無縁な感じだったからなぁ…
私はそう想いながらノンを見る。
「あ、今、オバさんになったなぁって思って見てたでしょう」
苦笑いしながらそう言ってきた。
「ち、違うよ…」
「ううん、そうよ、そう思ってたぁ」
「いや、ずいぶんとさ…」
ずいぶん艶ッぽくなったなぁ…
そう言おうとしたらエレベーターが10階に到着する。
「さぁ…」
すると私の手を引き、玄関のドアを開けた。
「あ…ん…」
その玄関に入った瞬間にノンは、まるでスイッチが入ったかの様に私に抱き付きながらキスをしてきたのだ。
「あ…ふ…」
鼻腔にはノンの微かな甘いフレグランスの香りが漂ってきて、私のオスの本能を瞬く間に、そう、まるで媚薬の様に昂ぶらせてきた。
そして脳裏には、あの22年前の付き合い始めたばかりのヤりまくっていたノンの存在感が浮かんできたのである…
