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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 186 変わらないモノ

 その柔らかさが快感であったのた。

 うわぁ、これが時を、いや、歳を経るっていう事なのかなぁ…

 これは仕方がない事ではあるのだが、女性にとっての出産とはとても劇的で、かなりカラダに負担の掛かる、ある意味激務といっていい位の経験だと思う。
 そして、何人かの、いや、殆どの出産を経験した同級生等はあらかた太ったり、老けたり、明らかに10代、20代の若い時分とは違っていた。

 だが、このノンはどうやらこの老ける、という事や、出産、という経験が女の艶気としてプラスに作用しているようなのである。
 抱き心地が16、17歳のあの頃より格別に柔らかく、心地良くなっているのだ、そしてそれを感じ、実感すると、昂ぶりがますます高まってきていた。

「え、た、堪らないってぇ…」
「気持ちいい、心地いいってことさぁ…」
「え、う、ウソ、そうなのぉ…」
「ああ、そうだよ…」
 再びキスをして口を塞ぐ。
 ノンは昔から、自分がかなり昂ぶるまではこうして色々と話してくるのだった。

 あぁ、こういう処はやっぱり変わらないんだなぁ…
 と、昨夜、一昨夜ときよっぺを抱いて感じ、思った事が浮かんでくる。

 って事は、私も昔から変わらない処があるのかなぁ?…
 そう思えていた。

 なんだ、自分の昔から変わらない処ってなんだろうか?…
 そう自問自答をしながらキスをして、胸を揉み、そして左手でスカートの隙間からストッキング脚を撫で上げていく。

 あ、これか、ストッキング好きか…

 昔から変わらない処、趣味、嗜好…
 それはストッキング好きということ、そしてストッキングのナイロンの感触、肌触りである。

 あ、見た目も好きだなぁ…

 そう、ストッキングの色、艶、光沢というモノにも昔から魅了され、魅かれていた、そしてそれは気になるタイプの脚、美しい脚のカタチ、魅力あるストッキングの色、艶、光沢からは目が離せなくなってしまっていたのであった。

 やっぱり性癖、嗜好、思考、感じるポイント等は一度確立されてしまうとなかなか変わらない、いや、変えられないのであろうか…
 と、ノンのストッキング脚の太腿を撫でながらそう思っていたのである。



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