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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 187 不器用…

「あ、あぁ、んん、こ、こうちゃん…」
 ノンはそんな胸を揉まれ、太腿を撫でられている感触に喘ぎを漏らし、身悶えをしてきていた。

 あ、そういえば、ノンは口を塞がないなぁ…

 いや、そんな仕草をするのは律子ときよっぺだけかぁ…
 そう思いながら、胸を揉む手を離し、ウエストのチェーンを外ずそうとしていく、のだが、これがなかなか難しくて外せないのである。

「ふ、相変わらず不器用なんだからぁ」
 手間取っている私にそう囁いた。

「あ、うん」
 確かに不器用であった、いや、それよりも私は女性のそういった類いを外す、脱がす…という事が比較的苦手であったのだ。
 だけどなぜか、脱がすという行為には昂ぶるのである。

「もう…」
 ノンはそう微笑みながら、自らウエストチェーンを外してくれる。

 そして外しながら…
「シャワーは?」
 と、悪戯っ子の様な目をしながら訊いてきたのだ。

 すると私はそんなウエストチェーンの外れたのを確認し、スカート部の裾に指を掛け、そして…
「もちろん、シャワーなんて要らないさぁっ」
 と、言いながら一気にワンピースのスカート部を上に捲り上げた。

「あんっ、キャッ」
 ノンはそう小さく叫び、身を捩る。
 だが私はそのままワンピースを胸元まで一気に捲り上げ、ストッキングの穿いた股間に顔を埋めていく。

「ああん、ヤッ、イヤん…」
 だがその叫びは、そんな言葉とは真逆な、嬉しそうな嬌声に聞こえてくる。
 そして私はそのまま股間に顔を埋め、20年振りのノンの、メスの匂いを確かめていたのだ。

 あの昔はそんなシャワー等は浴びずに、本能的に抱き合い、汗だくになりながら愛し合い、ヤりまくっていたのであり、そして逆にヤり終わってからシャワーを浴びる、そんなセックスを繰り返していたのであった…

「はぁ、ふぅ、ここの匂いも変わらないなぁ」
 思わずそう呟く。

「ああん、もぉ、ヤダぁ、相変わらず変態なんだからぁ」
 ノンもそんな昔を懐古しながら、戯れ言を言ってくる。
 そして私はそんなノンの言葉には構わずにストッキングの上から、股間、付け根、太腿を舐め、撫で、擦っていく。




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