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シャイニーストッキング

第8章 絡まるストッキング7      本部長大原浩一

 190 フェチ的な類い

「そうよねぇ、不思議よねぇ、でもさぁ、わたしには甘く、甘い香りに、匂いに感じるのよねぇ…
 もちろん香水みたいな露骨に甘く感じる訳ではないのよぉ…」

 じゃ、なんなんだろうか?…

「うん、そう、フィーリングかなぁ、雰囲気、いや違うなぁ、なんだろう、あ、そうだっ」 
 ノンはそう呟き、目を輝かせてくる。

「心で感じる、心の匂い…なのかも」
「えっ、心の匂い?」
「うん、心で感じる匂い、香りかなぁ…」

「そ、そうなのか…」
 だが、確かに、そのノンの言葉は、正に『言い得て妙…』といえると感じたのだ。

 なぜならば…
 ストッキングフェチや、下着フェチならば分かるであろうが、確かに我々フェチな嗜好の持ち主は皆、ストッキングの爪先や、下着の匂いを甘く感じているのではないのだろうか?…

 本来ならば汚い、臭い筈の部分の匂いなのである、絶対に甘い筈がある訳が無いのであるが、だが我々フェチにはそれが甘く感じ、そして魅了されてしまうのである。

 そして勿論それは、大好きな、タイプな、魅力溢れる女性のモノとして限定されるのだ…
 つまり…
『愛有ればこそ…』
『愛は盲目…』
 それら的だからこそなのだ。

「多分、嫌いな人だったら臭いと感じるかもしれない…」

 やっぱりそうか…

 つまりは、私の『甘い匂い』という類いは
 好きだからこそ…
 愛有ればこそ…
 の、そんなフェチ的な類いの感覚からくるモノなのだろう。

「だってぇ、やっぱりこうちゃんのことが、好きだから」
 と、ノンはそう言いながら、今度はチノパンのベルトを緩め、一気に脱がせてきたのである。

「あっ、ノンっ」
 そしてなんとノンは、そのままパンツまでをも下ろし、怒張を咥えてきたのだ。

「あっ、お、おいっ」

「うふっ、ちょっとしょっぱいけど…
 甘いわよ…」
 と、言ってきた。





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