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第3章 中学2年

中学2年生の妹は、頭は良かったが、部活には入っておらず、学校が終わると、塾以外は家にいることが多く、休みの日も家にいた。

テレビは居間にあったが、居間でゲームするとテレビが見れないと言われるので、お年玉で買ったゲーム機は僕の部屋のテレビに繋げてあり、妹も勝手に僕の部屋でゲームをしていることが多かった。

部活が終わり、帰ってくると妹がゲームをやりながら、

「お帰り~。ご飯冷蔵庫だって!」

と言う。父親はまだ帰っておらず、母親は居間でテレビを見たり雑誌を見たり、洗濯物を畳んだりしているのが日課になっているが、今日は地域の集まりだそうだ。

僕は、ご飯を食べ、部屋に戻ると、妹は、まだゲームをしている。

「風呂入らないの?」

と聞くと

「後でいい!先に入って!」

という。僕は、風呂に入って出てくると、妹は、交代で風呂に行き、そのまま自分の部屋に行くというパターンが多かった。

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